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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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ウスさん本体さえどうにかすればいいんだよね?」

「ルーテシア、言うのは簡単だけど幽霊の壁の中に避難されたら・・・ん?」

そこまで言って、あれ?と首を傾げる。はやてさんは言った。捕まえるか倒す事が出来ればクリア、だって。攻撃は幽霊をすり抜ける。じゃあ捕まえるじゃなく倒すって事になったら、幽霊の壁なんて何の障壁にもならない。

(遠距離からデカイ魔法を撃ち続ければ、きっと届いて、倒す事が出来るんじゃ・・・?)

ヒットアンドアウェイ作戦。幽霊の攻撃に当たらないように撃っては逃げ撃っては逃げ。この事をみんなに伝えてみる。はやてさんも同じ考えに辿り着いてた。でも・・・

「プレンセレリウスさん自身の戦闘能力が曖昧すぎて、ホンマにこれで上手くいくんか判らん」

「シグナム。ルシルさんの記憶の中で出てきたプレンセレリウスさんの戦い、憶えてますか?」

「えー?・・・・ううん、憶えてないですからぁ〜、残念!」

リインに尋ねられたシグナムさん。結局、シグナムさんは役立たず、と。この時の事、シグナムさんが元に戻っても憶えてるなら、一体どんな反応を示すかすごく興味が。っとと、今はそんな場合じゃないんだよね。よしっ、判んないなら判るようになればいい。

「とりあえず。はやてさん、まずわたしが一人で行ってきます。プレンセレリウスの実力――というか防御力を調べて、この作戦が上手くいくかどうかを確認してきます」

「は? ちょっ、待ちぃレヴィ。一人は危険すぎや。私も――」

「ううん、一人で行きます。瞬走壱式がありますし、簡単に逃げれますよ」

陸戦機動力が高いわたしが一番適任だ。撃って逃げ回って、プレンセレリウスの戦力調査。

(うん、楽勝♪)

それを判ってくれたからこそ、はやてさんも「任せてもええか?」って言ってくれた。「はいっ」と頷いて、みんなに「んじゃちょっと行ってきます」と告げてダンスホールから出た。

「早速出たね!」

数秒と走らない内に老若男女の幽霊が五人。全員が執事服とメイド服って姿だ。プレンセレリウスはっと。魔力探査を行って、魔力の高い位置を探る。発見。二階をゆっくり移動中。頭ん中に屋敷の見取り図を思い浮かべて・・・・。頬を両手でパチンと叩いて気合を入れる。幽霊の頭上を飛び越えるために、まずは壁を蹴って天井へ。すぐさま天井を蹴って幽霊の背後に着地、一気に距離を開けるために、

――瞬走壱式――

陸戦高速移動魔法を発動。一足跳びで15m移動する。このまま階段ホールを駆け上がって、プレンセレリウスの背後に回る。で、攻撃を決めて観察。反撃を喰らう前にトンズラ。はやてさん達に報告。というわけだ。

――お間抜けには(ストゥピッド・)無様な踊りが(マレディ)似合いだぜ(クシオン)――

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