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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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がグキッた。「痛たたたた!」って人差し指を左手の五指でニギニギしてから、右手チョップで「痛いなぁコラッ!」と机を真っ二つに壊した。八つ当たりだぜ、あれ。おーい、見っともねぇぞぉ、レヴィ。

「もう行くぞぉ。一番先に主をとっ捕まえるんだから」

「おお、いきなり強気だねぇ。でもそれは難しいんじゃないかなぁ。この中央館に居る誰かが三階配電室を操作してくれたから、明かりが点いたんだよ」

「だったらその誰か(絶対シグナムだ。あたし達の中で一番幽霊とか無視して動き回りそうだし)が四階配電室に行くだろ? あたしらはそのまま館主室を目指せば――」

「いや、だからね? その誰かが操作するにしても、一番乗りを目指すってことは、明かりが点くまでわたし達は幽霊の出る闇の中に居る事になるんだよ。それで良いって言うなら行こう。今すぐ中央館四階へ」

それはちょっと嫌かもしんねぇ。またあんな思いして逃げねぇとダメってんなら、一番乗りはやめよう。だから「よしっ、中央館の四階に明かりが点いてから館主室ってとこへ行こう」と言う。レヴィがニヤァなんて嫌な笑みを浮かべやがる。

「アギトってば結構怖がりなんだね〜♪」

「うっせぇよ! 別に幽霊なんか怖くねぇっ!」

「んっ。じゃあ行こう、今すぐ中央館へ!」

レヴィがあたしを脇に抱え上げて、中央館へ続く渡り廊下を目指し始めやがった。「降ろせ降ろせ!」って暴れるけど、レヴィの馬鹿力の前にそいつは無意味な抵抗だった。

「だって怖くないんでしょ? 怖くないんならサクッと進んだ方が良いって♪」

「やめろバカ! 案外一番乗りって言うのが好きそうなリインに譲ろうっと思ってんだよっ!」

「わたし、もう一度幽霊に遭ってみたいんだよね。なんかクセになっちゃった?」

「レヴィのアホォォーーーーーーーーッ!!!!」

結局、あたしとレヴィはすぐに中央館へと移動することに。頼むから中央館に居るのがマジでシグナムであってくれ。そんで、あたし達が四階に向かってる間に、四階の明かりを点けておいてくれ(泣)。

†††Sideアギト⇒リイン†††

明かりが点いたことで、わたしとイクスは休憩がてら今後の事を話し合う事にしました。イクスは他人任せにせずに動こうという意見。わたしは正直もういやですぅ・・・。

「リインさん、怖いのは解りますけど・・・」

「イクスは感動していたですよね・・・?」

幽霊を見て感動って言ってましたし・・・解ります、なんて説得力が・・・。ですけど他人任せ、はやてちゃん達を放っておくのも嫌です。どんなに怖くて嫌でも・・わたしは夜天の守護騎士の一人なのですから。本当は今すぐにでも、こうやって悩むことなくはやてちゃんを捜さないといけないです。そう、ですよね・・・。わたし
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