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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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†††Sideアギト†††

幽霊の恐怖・・・いやいや、あたしは何にも怖くねぇっ!
えっと、幽霊が出てきた驚き・・・そう、驚きから解放されて安堵してるってことだだっていうのに、「やっぱ念話は通じないね。しょうがない。探索再開するよ、アギト」ってレヴィはサクサク進もうとする。本当はもうちょっと休みたかったけど、ルーとマイスター、特にリインとイクスが心配だから、んなこと言ってられねぇ。

「シグナムはともかくルー達が大変な目に遭ってるかもしれないしな」

「いやぁ、はやてさんも十分凄いから問題ないかも。でもリインやイクスは確かに大変な目に遭ってそう」

そんな事を話しながら立ち上がって、ルー達が居ないか捜索再開。一つ一つ部屋の扉を開けて、明かりが点いてなかったら幽霊出現の前に即スイッチ押し、ってのを繰り返す。

「あ、ちょっと待って。この屋敷の見取り図っぽいのが貼られてある!」

その内の一つの部屋の明かりを点けた時、レヴィが部屋の奥に突撃。よく見えたなぁとか思いながら続く。レヴィが「ふむふむ」って見取り図を眺めながら何度も頷く。あたしも見取り図を見て、この屋敷の全体図をようやく把握する事が出来た。

「てかさ、見取り図のこの点ってなんだ? 動いてるように見えるんだけど」

見取り図には七つの点がある。ただそれだけなら大して気にならない。でも動いてるんだよなぁ、どう見ても。レヴィも確認して「おお、ホントだ」って右人差し指でチョンチョン突く。

「これって、まさか・・・。アギト、一人で部屋を出てみて」

「は? なんでさ? 何か意味あんのか?」

「じゃあいいや。わたしが出るから、アギトはこの点を見てて」

レヴィは一つの点を指した後、そう言って部屋を出ていった。一体なんだよ。って思って見取り図をもう一度見てみると、点が二つ並んでる三組の点の中の一組に異変。並んでた二つの点が分かれて動いた。そういうことか! この点は、あたしとレヴィを示してるんだ。

「どうだったアギト。その点、動いたでしょ?」

「ああ! この点は、あたし達の現在位置を示してるんだ。じゃあ、他二組の点も・・・!」

「みたいだね。誰と誰が組んでるのか判んないけど、ちゃんと合流出来てるんだよ」

それを聞いて安心した。マイスター達は一人じゃない。でも気になる事も。点が一つだけのもある。それがいったい誰なのか。シグナムだったらいいんだけどなぁ。シグナムなら幽霊とか何とも思わないはずだし。

「さて。今、わたしとアギトが居るのがココ、西館三階の一室だね。で、このお題のクリア条件である屋敷の主は・・・ココ! 中央館四階の館主室! ココにこの屋敷の主が居る!」

レヴィが壁に貼られた見取り図のある一点を思いっきり指で突いて、人差し指
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