暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜Y〜
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が揺れる。はやてさんは私の右腕が斬られた事に気付いて「ルールー!」って駆け寄って来てくれた。
「大丈夫かルールー! ケガはっ!?」
「ぅくっ・・・って、あれ? 全然痛くない・・・?」
二人して私の右腕をジッと眺める。けれど傷一つ負ってない。今のは幻覚? 斬られたように見えただけ・・・・? だけどその考えは間違ってた。斬られた二の腕部分の防護服が魔力に還元されて消滅した。でも傷は無い。ということは・・・・
「防護服だけ破壊して、人体にはなんにも影響が無いゆうことか」
「それって、結構まずいですよね・・・・」
「そうやな。場合によっては裸にされるゆうことや」
血の気が引く。幽霊の攻撃で裸にされる・・・い、嫌過ぎる! バッとメイドさんの方に振り向く。けどその姿はどこにもなかった。私に攻撃を加えてから居なくなっていたみたい。
「と、とりあえずシグナム達と合流や!」
「は、はいっ!」
立ち上がってこの場から離れようとした時、また「うふふふふふ」って笑い声が。そっちを見ると、さっきの脱がし屋メイドが出てきた。考えることは何も無い。ただひたすら逃げる、もうそれだけ。それからひたすら逃げて、その間に私もはやてさんもいろんな所が斬られた。なんとか胴体を斬られずに済ませているから裸にはなってない。消えては出てきて衝撃波を放ち、それを避け、消えては出てきて衝撃波を放ってはそれを避け、を繰り返す。
?―?―?回想終わりで〜す☆?―?―?
「うふふふふふ」
「「また出たぁぁーーーーッ!」」
今度は向かおうとしていた先から出てきた。キキィーとブレーキをかけて急停止、反転しようとしたところでパッと明るくなる。
「「眩しっ!」」
突然の明かりに慣れるまで手を目の上に翳して、メイドさんから逃げようとしたところで気付いた。「メイドが居らん、消えとる・・・」ってはやてさんが周囲を見回して、私も見回すけどどこにも居ない。
「どうやら明かりが点くとアカンようやな」
「幽霊ってそんなモノでしたっけ・・・?」
とりあえず助かった事に安堵の溜息を盛大に吐く。
†††Sideルーテシア⇒シグナム†††
この屋敷に転送されてからというもの、思念通話は通じんし亡霊がよく出る。単独でこの暗闇に包まれた屋敷の部屋という部屋を探索したことで、亡霊との遭遇率が異様に高かった。
こちらの攻撃は無効、しかし亡霊の攻撃は有効で、しかも防御をすり抜ける。それについては大した問題ではなかった。単純に回避すればいいだけの事だ、唯一気に入らなかったのは、子供の亡霊に武器を持たせ襲いかからせるというものだ。
「主はやて達はおそらく大丈夫だろうが、リインは怖がっているやもしれんな」
海鳴市で過ごして
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