暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜Y〜
[2/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
さんの事はあんま憶えてないわ」

なのはさんとはやてさんは頭を捻って「うーん」と唸る。フェイトさんも「ルシルの事でいっぱいいっぱいだったからほとんど憶えてない・・・」と言って項垂れる。そこに、ティアナが挙手して「プレンセレリウスさんって、結構謎だったのは憶えてますよ」と言った。キャロも続いて、「そうですよね。何か見えない力を使って、戦っていた記憶があります」なんて、謎が深まる事ばかり出てくるなぁ。

「つうか、プレンセレリウスさんってさ、情報を集めるのを仕事にしてなかったか?」

ヴィータさんがそう言ったことで、なのはさん達が「そう。そうだったよね」って賛同してく。結局は謎。でも情報収集能力には長けてるみたい。まぁそれが直接的な戦力になるかはどうかは別だけど。話が一段落したのか、ルシリオンが「そろそろ始めるか」ってプレンセレリウスさんを連れて歩いてきた。

「セシリスから話は聞いてる。三つのチームに分けて進めてるんだってな。えーっと、次はどのチームがサイコロを振るんだ?」

はやてさんが「あ、私らや。プレンセレリウスさん、今度は私が振ることになってるんやけど」と挙手。プレンセレリウスさんが「お、了解。いやぁ、君もまた可愛いなぁ」ってはやてさんに近づいて褒める。はやてさんは嬉しそうだけど、でも苦笑して、顔を少し後ろに逸らす。

「おおきにな、プレンセレリウスさん。でも、ちょーっと近いかもしれんなぁ・・・」

「いくら英雄とはいえ、主はやてに手を出すのは許容できんな」

「そういうこった。顔は良いけど、それだけじゃはやてと釣り合わねぇぞ」

(元の姿に戻った)シグナムさんの“レヴァンティン”と、ヴィータさんの“グラーフアイゼン”が、はやてさんとプレンセレリウスさんの間に割って入る。

「そんなつもりは始めからないさ。女性の容姿を褒めるのは男として当然だろ。あ、だからってお世辞じゃなく、可愛いと思ってるってのは本気で本当だから」

「え、あ、ありがとな。なんや、そこまで褒められるんは初めてやから照れるわ」

本気で頬を赤らめて照れるはやてさん。そしてシグナムさんとヴィータさんの視線は、プレンセレリウスさんの親友っていうルシリオンに向けられる。

「ちょっと待て。そこでどうして私に非難の視線を向けるんだ?」

「「なんとなくだ」」

「このスンベルに来てからというもの、精神ダメージが蓄積していっている気がしてならない」

ルシリオン・・・頑張って! そんなやり取りを終えて、ようやく本題に入る。プレンセレリウスからサイコロを受け取ったはやてさんが「出来るだけ簡単なお題が出ますように」って祈りながら、サイコロを放り投げた。コキンと綺麗な音を立てて地面に落ちて、コロコロ転がっていく。じぃーとサイコロを眺める。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ