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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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王よっ!」

――牙狼鋼破陣――

ザフィーラの右腕を呑み込んでいた水柱が弾け飛ぶ。ザフィーラの右拳の先端から二の腕まで削岩機のような螺旋状の魔力が纏わりついてる。ルシルがそのまま右拳を突き出してきたザフィーラから距離を取ろうとする。私を、そしてシャマル先生を忘れちゃダメだよ。カラミティで攻撃を加えようとしたところで踏み止まる。水と電気。誰もが判るこの二つの属性の危険性。急いで“バルディッシュ”を魔力刃無しの戦斧形態アサルトフォームへと変える。

「引いていろ、テスタロッサ。この状況でお前の魔法やデバイスは危険だ」

そうか。ルシルは私の攻撃を封じるために・・・。でも、それはちょっと甘い考え。アサルトフォームでも十分戦えるって事を忘れているんなら、思い出させてあげる。

――ブリッツアクション――

「これでも十分!」

†††Sideフェイト⇒ルシル†††

ザフィーラが厄介過ぎる。私の一手一手を潰してくる。だからプリム(プリメーラの愛称)の真技で一気に決めようとしたんだが、倒し切れなかった。全ては振り出しに戻り、フェイトのアサルトフォームによる通常打撃、ザフィーラの効果も判らない打撃。そして、一発逆転を行えるシャマルの旅の鏡、そのすべてに警戒しながら事を進めることに。

「「はぁぁぁあああああああッ!」」

二人の攻撃を高水圧の壁で防ぐ。そして二人の背後から水の砲撃。水のフィールドを作り、全ての水を攻防に使い敵対者を確実に倒す。
これがナーティアの真技・瀑波大帝国(フラッド・エンパイア)だ。戦術としてはカーネルの陸地操作と同じで、水がある限りいつまででも戦える。そして水は、万物の中で最も流動し、形を変えやすい至高の属性。その分、操作するのにかなり集中力が要る。水面に両手を突っ込み、ただグッと水を掴んで引っ張り上げる。

「きゃぁっ」「むおっ」

それだけで波が発生する。フェイトとザフィーラは波に足元を掬われ転倒。もう一度、ブーツ裏にパチャパチャ当たる水面へと左手を突っ込み、掬うように前方へ振り抜く。いくつもの水弾となり、起き上がり途中のフェイトとザフィーラを襲う。が、

――風の護楯――

シャマルの障壁が割って入り、水弾を全て弾き返した。

「これ以上好き勝手させないわよ、セインテスト君!」

私からもっとも離れているシャマルが勇ましく言い放った。左右の“クラールヴィント”から伸びる計四つのペンデュラムが高速で飛来。障壁が消えたと同時に、ザフィーラが突撃してきた。もう一度、押し流してくれる。両手を突っ込み、術式計算・・・・術式完成。水を掴み引っ張り上げ・・・られない!?

「しまっ・・・・!」

「うぉぉおおおおおおおおッ!!」

ズドンと腹に入るザフィーラの強烈な拳打に、
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