暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜W〜
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ら、大きく真っ白なユキウサギが二羽出てきた。

「「「かわいい?」」」「可愛いですね」

ヴィヴィオとコロナちゃんとリオちゃんが黄色い声を上げる。アインハルトちゃんもほわぁっとなってるね。うん、確かに可愛い・・けど。ドスンドスンと二足歩行で歩いてくるんですけどっ? これは逃げちゃダメなんだよね? 反撃しそうになるのを耐えて、ただじっと待つ。2m近いユキウサギが前脚をバッと広げて、

「「わふっ?」」

いきなりのハグ。わっ、フカフカだぁ? 背中に回された前脚がポンポンと優しく叩いてくる。もしかして私たちもユキウサギの背中に手を回さないとダメって事?
これはハズレじゃなくて別の意味でのアタリかな。私も腕を背中に回して、フカフカの背中をポンポンと叩く。このフカフカ加減がなんとも。夢心地でいると、ちょっと息苦しくなってきた。ハグの力加減が強くなってきた? 離れようと動くけど無理。

――ベアーハッグ――

「あがっ!?」「ぐへぇっ!?」

ヴィータちゃんと二人して呻き声を漏らしてしまう。ユキウサギが一気に力を強めてきた。思いっきり締めつけられてる。これ、子供の頃、シャルちゃんがアイアンクローと同じようにやってきた・・・

「ベ、ベアーハッグ・・・! 痛たたたたたたたたっ!」

今の私はかなり海老反ってる。背骨や肋骨がミシミシ軋みを上げて・・・る。横ではヴィータちゃんが「ギブギブギブギブギブっ!」ってユキウサギを思いっきり殴ってる。ま、まずい。窒息しそう。胸が潰されて息が出来ない、けほっ。私もユキウサギの背中を全力で殴り続ける。そうしてユキウサギが煙となって消滅、やっと解放された。

「はぁはぁはぁ、死ぬかと思った」

「二個目でもう挫けそうだ」

「なのはママ、大丈夫?」

「ヴィータはなのはより胸が無いから、さほど苦しくはなかっただろ」

「うっせぇよっ、リエイス! なのはもテスタロッサもデカくなりやがってよっ! 大きけりゃいいってもんじゃねぇんだよっ。それに無くても十分苦しかったっつうの!」

「ちょっ、ヴィータちゃん! やめっ、あん?」

「ヴィータ。私の胸はお前に揉まれるためにあるのではないぞ?」

「くっっそぉ、久しぶりに触ったけどめっちゃ柔らけぇっ! なんだよコレ!」

何を思ったのかヴィータちゃんが私とリエイスさんの胸を揉んできた。男のルシル君が居るのに酷過ぎる! 問題のルシル君は、

「さて、次は誰が行こうか? あそこのお姉さん達はちょっと忙しそうだから、先に行って箱を見てみよう」

ヴィヴィオ達を連れて別の箱のところへ移動中。思いっきりスルーされてる!? 助かるような、でももう少しリアクションがあってもいいような。何とかヴィータちゃんの行為をやめさせて、ルシル君たち
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