暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜W〜
[7/21]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。で、マスターたちは頑張って私が隠れてる箱を見つけて、私を捕まえてください。あ、見つけても油断しないこと。大人しく捕まるような私じゃないので、私の居た箱からみんなが開けちゃったハズレ箱へ移動しちゃいます。
そしてシャッフル、振り出しに戻っちゃうってわけなの。だから可能な限りハズレを開けないようにしないと、延々かくれんぼ&鬼ごっこが続くよ。それが嫌なら、箱から箱へと移動中の私を妨害・・・ま、攻撃ありって事で」

それでルール説明が終わったようで、リルちゃんが「何か質問があったら受け付けるよ?」ってわたし達を見回す。ルシルパパが「フェンリル」って挙手すると、リルちゃんは「下着の色? 今日はね〜♪」とか言い出して、すぐにルシルパパから「そのネタは古い」って拳骨を喰らってた。

「お前への攻撃はありらしいが、お前からの反撃はどうなんだ? 正直な話、お前の実力はアンスール並に高い。反撃などされては敵わん」

「あー、えっと、出来る限り攻撃はしないけど、防御はさせてもらうから。だって一切の防御もしないでマスターの攻撃を受けてたら、私・・・」

リルちゃんはなんか頬を赤らめて、恥じらいながら自分の体を抱いた。あ、何か嫌な予感。ルシルパパはすでにリルちゃんを叩く体勢に入ってる。リルちゃんはそれも構わずに「服が破けて乙女の柔肌を晒しちゃう、キャ?」って両手を頬に当てて、イヤンイヤンって首を横に振り続ける。ルシルパパは「さ、ゲームを始めようか、みんな」って無視をしちゃった。

「・・・マスターが冷たいよぉ。でもそろそろ始めないとダメだよね。じゃあ・・・ゲームスタンバイ!」

リルちゃんが右腕を頭上に掲げて高らかに叫んだ。その直後、目も開けていられないほどの突風が起こって、ルシルパパとリエイスさん以外のわたし達は「きゃぁぁあああっ!」って悲鳴を上げて、めちゃくちゃに乱れる髪を押さえちゃう。
そこでふと気付く。ルシルパパは防護服のスラックス。リエイスさんは騎士甲冑のタイトスカート。なのはママとヴィータさんは防護服のスカート。わたしとアインハルトさんとコロナとリオは私服のスカート。そしてこの突風。私が押さえてるのは髪。ハッとして、急いでスカートの裾を押さえる。突風が止んで、ようやく目を開ける事が出来た。

「ねぇ、ルシル君。見た? 見たよね? うん、信じてるよ」

なのはママが、わたし達を見ないように上を見上げてるルシルパパにニコニコ笑いかけてるんだけど、こ、怖い・・・。ヴィータさんも「あーあ、やっちまったな」って“アイゼン”を起動させようとしてる。アインハルトさん達もスカートを押さえたままで、ルシルパパにスカートの中が見られた事が判って顔を赤くしてる。きっとわたしも赤くなってるかも。ちょっと顔が熱いし。

「ま、待て。不可抗力だ。み、見たのも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ