暁 〜小説投稿サイト〜
後悔先に立たず、後に立つべし
5話
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陸:A
海;B
宇:A
スキル:底力Lv3
    援護攻撃
    サイズ無効
    Eセーブ
    ガード 

 ・・・・・・・・やはり、希望はありませんでしたか。
 それにしても、この子がアーニャ・アールストレイム。未来の最年少にしてナイトオブラウンズのシックスなった少女ですか。
 道理でなにげに私よりステータス高いのが多いんですがね。少しショックを受けました。
 内心いろいろ考えていましたが、この少女を放置しておくことはできないので少女にはなしかけます。
「記憶がないのではわからないのでくわしてくれませんか。」
「2年ぐらい前から記憶が曖昧になる。どうしても記憶に向け落ちができてしまう。」
「どういう時におこっているんですか。」
「わからない。どうしたもわからない。」
 顔を伏せてしまいます。
(まあ、理由はわかっているんですがね。)
 この少女の記憶の断絶は、ある事件が発端となっている。その事件とは、V.V.によるマリアンヌ暗殺事件。シャルルとマリアンヌが分かり合うことが嫌だったためにV.V.がマリアンヌを暗殺するところをアリエス宮に行儀見習いで来ていた彼女が目撃し、その場に居合わせたことでマリアンヌのその時に発動させた「他人の心を渡るギアス」によりマリアンヌが彼女のなかに宿ったために起こっている。
 なぜなら、マリアンヌの意識が表層にでている間は、彼女の意識・記憶が断絶してしまい、彼女が記憶がないと嘆く理由になっている。
 どうやら、彼女の様子からかなりの頻度でマリアンヌの意識が表層にでているようで、自分の記憶が信用出来ずに絶望的になっているようにかんじました。
 彼女はどうやらまだ写真などのに記録することをやっていないようなのでとりあえず、根本的な解決になりませんが。
「なら他の物に記録するというのは、どうでしょうか。」
「ほかのもので・・・・」
「そうですねー。このカメラではどうですか。」
と言って、ポケットより、カメラを取り出し見せます。
「これでどうやって記録するの。」
「こうするのですよ。笑ってください。」
 そう言うと私の方に顔をむけてくれましたが、それでも笑顔はできないようですが、そこを撮し、そのデータを彼女に見せます。
「わぁ〜」と言って彼女は食い入るように見ています。喜んでもらえたようべす。そのため、本人に、
「このカメラはあなたに上げましょう。大事にしてください。」
 と話しかけカメラの使い方を教えます。彼女はすぐに使いこなせるようになったので。
「それでは、私は失礼させてもいましょうか。大変かもしれないですけどがんばってください。」
 そう言って頭を数回撫でた後に、背を向けて離れようとすると何かに引っ張られたので振り返ると彼女が私の服を引っ張ってお
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