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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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君に連絡を。たとえ何も出来んくても、接触を図ろうとしとる事実だけでも伝えとかな。ルシル君に通信を繋げようとしたとき、

――召喚されたし(ヴェニ・)召喚されたし(ヴェニ・)召喚されたし(ヴェニ)――

ガシャン!とティーカップが割れる音と、何か重いモノが倒れるドサッとゆう音。

「リインさん!? アギトさん!?」

リインとアギトが力無く倒れとった。意識が無いのが見てくらい判るほどにグッタリ。

「っ・・・な・・・!?」

私にも強烈な視界の揺れが起こって、倒れそうになる体を何とか踏ん張って堪える。ミウラの悲鳴がどこか遠い。あぁ、あんなに戸惑って可哀想に。シャマルが二人に駆け寄ろうとしたところで、シャマルがグラっと揺れてそのまま倒れた。
ザフィーラが「シャマル!」ってシャマルに駆け寄る。でも、ザフィーラも「なんだ・・・これ・・は・・・」って言って倒れた。攻撃? ううん、ちゃうな。もっと別な“力”で強制的に意識を刈り取られとる。まるでテルミナスがやったように。アカン、私ももうそろそろ限界や。頭が重い。見ればシグナムもリエイスも片膝をついて、それでも倒れようとはせん。

「はやてさん!? シグナムさん! リエイスさん!」

いきなりこんなん見せてもうてミウラには悪いことしたな。なんとか笑みを浮かべて、「ごめん、な・・・管理局・・ルシリオン・・に・・・連絡・・・」と残す。私らが倒れたことを知ってもらっとかなアカンやろ。
ミウラが「ルシリオンさんに連絡すればいいんですか!?」って訊き返した事に対してうんと頷く。それを見て、私は意識を手放した。んやけど、うたた寝して急にハッと起きた感じで目を覚ます。

「あれ・・・? なんやこの妙な感じ・・・」

さっきまで眠ってて夢を見とったみたいな・・・寝起きでふわっとした浮遊感。って、ちゃうやろ私! 辺りをよぉ見回してみ!

「遊園地・・・!?」

陽気な音楽が鳴り響いて、煌びやかな装飾が施された建物がズラリと並んどる。それだけやない。シグナム達が放心状態で突っ立っとる。シグナム達の名前を呼びながら駆け寄る。そやけど反応なし。まるで蝋人形のようやけど、触れると柔らかいし温かい。
ジィーッと見とると、「主はやて・・・?」とシグナムがようやく反応を示してくれた。シグナムを皮切りとして、シャマルにザフィーラ、リインにアギトにリエイスと次々と起きてく。この異変の中でも冷静に(もう慣れた感やしな)一か所に集まって、

「それじゃ、現状確認や。と言うても意味解らん、としか言いようないけどな」

円陣を組んで八神家家族会議を開く。まぁどんだけ考えても現状打破する術なんて判らへんし、そやけど何もせえへんわけにもいかんしなぁ。で、結論としては、「とりあえず動く、やな」と奥に続く道
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