暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜U〜
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、演習中の仮想敵役として空を飛んでいるところ。想像してたちょっといかがわしいモノじゃなくて心底安堵したけど、でも・・・
「確かにこれは隠し撮りだね。撮影許可も現像許可も下りてないし」
「ベルタ。コレ、どうしたんだよ」
「え、えっと、グロリア・ホド・アーレンヴォールっていう方からですけど。とても大切なモノで、絶対になのはさんとヴィータさんに渡してほしいと。あ、名刺もちゃんと貰ってますよ。さすがに誰か判らない人から受け取るほど間抜けじゃないですからね」
グロリア・ホド・アーレンヴォール。
つい一時間くらい前にルシル君から聞いた名前だ。“アポリュオン”かもしれない、正体不明の女性。その人からの写真。何かあるかもしれないからすぐに手放す。ヴィータちゃんも写真から手を離して、グロリアの名刺というのを警戒しながら受け取る。
「ヴァイゼンの写真家みてぇだな。こっちの確認はあたしが取るから、なのははセインテストに連絡入れとけ」
「判った」
すぐさまルシル君に通信を繋げようとして・・・
――
召喚されたし
(
ヴェニ・
)
召喚されたし
(
ヴェニ・
)
召喚されたし
(
ヴェニ
)
――
視界がグラっと揺れた。デスクに両手をついて、椅子から転げ落ちる無様は免れた。ヴィータちゃんも私と同じようにデスクに手をついて、朦朧とする意識を覚まそうと頭を振ってる。ベルタが何か言ってる? あぁ、大丈夫ですか、って心配してくれてるんだね。でもごめん。これは結構キツイ・・・。でもこれだけは伝えておかないと・・・。
「ルシ・・・ル、君・・に・・・連絡・・・」
「ルシル君・・・、セインテスト施設長ですか!?」
それが精いっぱいだった。完全に意識が落ちる。と思ったら、すぐに目を覚ました。だけど、やっぱり異変は起こっていた。ぼけーっと佇んでいる私は、煌びやかな場所――何かに例えるなら遊園地のような場所に居た。
本局からいきなりこんな場所に移動するなんて、何も知らない一般人ならパニックになるだろうけど、私は今まで散々こういう不思議体験をこなしてる。だから冷静に辺りを見回して・・・・ヴィータちゃんを発見。「ヴィータちゃん!」と駆け寄って、放心状態のヴィータちゃんの肩を揺する。
「んあ? なのは?・・・あっ! おい、なんだこりゃ!?」
「よかったぁ。私もさっき気が付いたんだけど、妙なところに飛ばされちゃったね」
陽気な音楽が流れるここは、どこをどう見ても遊園地。ここに連れてくるのがグロリアって人の狙いだとしたら、一体何を企んでいるのかサッパリだ。とりあえず「帰る方法を探さないと」と歩きだす。ヴィータちゃんも「まぁた妙な事になっちまったな〜」と嘆息してついてきた。
†††Sideなのは⇒はやて†††
「主はやて。顔色があま
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