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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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たしは『大丈夫。きっと友達のアイツが来て、わたし達を守ってくれる』と手を握る。ルーテシアもわたしの言った、アイツ、が誰かを察して、

『そう、だね。うん、きっとシャルロッテが来てくれる!』

不安げだったルーテシアが安心したように微笑んだ。きっと必ずシャルロッテが来てくれる。だってこの世界と一番繋がりがある守護神はシャルロッテだから。

†††Sideレヴィ⇒なのは†††

今日半日頑張れば、ヴィヴィオの待つ自宅へ帰れると思うと嬉しさが込み上げてくる。それに、ルーテシアとレヴィにもお世話になったし、何かお礼が出来たらいいんだけど。私が自宅に帰る頃には二人はミッドを発ってるし。お礼の連絡くらいはしておかないといけないよね。ちゃんとしたお礼は後日って事で。

「なあ、なのは。聞いたか? 新世代アギラスの試作機が、近々現場で試験運用されるって話」

ヴィータちゃんがブラックのコーヒーが注がれた紙コップを私のデスクに置きながら、そう話しかけてきた。私は「ありがとうヴィータちゃん♪」とコップに口を付けて一口。

「おいしい。そうなんだ。上手くいくといいね。セレスさんの願いのためにも」

「だな。で、だ。噂じゃあたしら教導隊と一緒に飛ばせて、空戦のデータ収集をやりたいとかなんとかって」

「それって戦えって事? ただ一緒に飛ぶだけじゃ、旧世代からの引き継ぎデータで十分だし」

戦闘機アギラス。空戦魔導師の先遣として予定されてる、ある種のデバイス。犯罪者との戦闘機能はもちろん、自然災害現場での活躍を見通していろんな機能が積み込まれるって聞いている。

「人間は日々進化ってこったろ? アギラスも学習機能があるし、あたしやなのはのようなトップクラスと戦った方がレベルアップの工程が省ける。ってあたしは思ってる」

「あはは、自画自賛だねヴィータちゃん」

「当たり前だろ? マジなんだから」

そんな話をしていると、同じ部署のベルタ(三等空尉の二十一歳で、結構エリートだったり)が「なのはさ〜ん、ヴィータさ〜ん」と、私とヴィータちゃんの名前を呼びながら駆け寄ってきた。“機動六課”時代の私とヴィータちゃんに憧れて、教導隊の道を目指した女の子。何ていうかテンションがシャルちゃんぽくて、ヴィータちゃんもファーストネームで呼ぶくらいにすごく良い娘だ。

「おう、ベルタか。どうしたよ」

ベルタは右手に何か封筒を持っていて、「お届けモノですよ」と差し出してきた。ヴィータちゃんがソレを受け取って、カサカサと中身を確認する。

「ん? 写真だな。あたしとおまえのだ。つか、コレ・・・隠し撮ったやつじゃね?」

ヴィータちゃんの聞き捨てならない言葉を聞いて、「えっ? 隠し撮りっ?」と私も写真の内容を確認する。写真に写っていたのは
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