暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜U〜
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か有り得たかもしれないカーネルと子供たちが遊ぶ風景。それが目の前に在る。たとえ幻影であっても、私は見ている。確かに見ているんだ。

「で、お題をミスしたり拒否したらキッツイお仕置きが待ってる」

お仕置きという言葉にビクッとなったコロナが、「あの、お仕置きってどうゆう・・・?」と恐る恐る訊ねる。

「それを今言ったら面白くないだろ? 具体例で言ったら、スタート地点に戻る、変な髪形や服装になる、姿が他の生き物になる、とか」

「うわぁ、あとの二つとか嫌かも・・・」

リオが苦笑しながら言うと、カーネルが「一番キツイのは、そのエリアの管理人とバトルだ」と告げた。これにはアインハルト達は首を傾げ、カーネルの正体を知る私たちは絶句した。カーネルは言った。1stエリアの管理人をしている、と。なら他のエリアには・・・

(シェフィやシエル、フノスも居るのか・・・!?)

チラッとフェイトを見る。フェイトもこちらを見ていた。不安げな目だ。そうだな。シェフィリスが居るかもしれない。それは、フェイトにとってあまり気分のいい話じゃないかもしれない。だが、この世界で・・・いや、もう私のパートナーはフェイト一人だ。
フェイトを安心させたいがために、彼女の左手に右手をそっと重ねる。握り返される右手。あぁ落ち着く・・・というか、フノスやシエルが出てきたら最悪過ぎる。

(フノスに勝つ? シエルに勝つ? というかアンスールに勝つ? 不可能だ!)

同じアンスールだからこそ理解している。アンスールの異常な強さを。まぁ鍛えたのは、私とイヴ姉様とステアとジークヘルグだが。特にフノス。彼女に勝つなど絶対に無理だ。当時の私ですらおそらく勝てない。魔道王フノス・クルセイド・アースガルド。彼女こそ真に最強の魔術師なのだ。

「あー、ひとつ言っておこうか。俺はオリジナルじゃない。管理人として厳粛に、プレイヤーがちゃんとゲームを進めるか――説明面倒だな。だからそんなに強くない?と思う?気がしたりしなかったり?といわけだ?」

意味が解らん。しっかり最後まで説明しろよカーネル・・・。オリジナルじゃないのは解っているんだよ、馬鹿。まあオリジナルに比べて弱い、と思っておけばいいんだな・・・?

「説明するよりやってもらった方が早いな。百聞は一見に如かず?だったか。おい、ルシル。まずはお前が代表してサイコロを振れ」

カーネルが十六面体サイコロを放り投げてきた。フェイトから手を離し、飛んできたサイコロを抱き止める。そうだな。クリアしなければならない。でないとここから脱出できない。グロリアが何を企んでこんな事をするのか未だに判断出来ないが、先に進まなければいけないのは確か。

「よっ」

サイコロを放り投げる。プラスチックが転がるような音を出しつつサイコ
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