暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜U〜
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た最古の玩具。どうしてこの現代にそのような代物があるのか。という疑問は今はもうどうでもいい。

「ロキ? ルシルの知ってる人なの?」

フェイトに「まあな」と短く返す。そこに、「フェイトちゃん! ルシル君!」と私たちの名を呼ぶ声が。振り返ってみると、なのはとヴィータがこちらに向かって駆けていた。なのは達だけじゃない。八神家にヴィヴィオ達、スバルとティアナ、エリオとキャロとフリードリヒも、四方八方からこちらに向かって来ていた。
これで意識不明になった全員が揃ったわけだ。大人経ちと合流できたヴィヴィオ達は安堵、だが若干混乱しているため、なのは達が落ち着かせようと話をしている。とりあえず事情を知らないヴィヴィオとその友達を除く全員に、

『聞いてくれ、みんな。ここは、邪神ロキの遊戯場(スンベル)という魔道具の中だ。そうだな・・・すごろくだと思ってくれていい。単純にゲームなんだ。出る方法は簡単、クリアすればいい』

そう念話で伝える。すると当然、『そのスンベルっていうのは魔術で創られたって事だよね? グロリアって魔術師関係なの?』と疑問が出てくる。

『テルミナスも精神転換のオルゴールという魔道具に似たようなモノを使ってきたからな。とはいえ正直に言えば、未だに判断でき損ねているというのが現状だ。どうしてわざわざここスンベルに精神を取り込む、という回りくどい手を取ったのか・・・』

『私らに危害を加える気はない、ということなんかなぁ・・・?』

はやての疑問はもっともだ。危害を加える気なら、すでに私たちはこの世に生きていないだろう。色々考えたい事があるが、まずは『なのは。ヴィヴィオ達には、ロストロギアだと伝えてくれ。何も解らないままじゃ本当に不安は拭えないからな』と伝える。

『うん、判った。でもヴィヴィオにも伝えていいんじゃないかな・・・? ヴィヴィオも魔術を知る側だし』

『ルシリオン。わたし、ここに来るまでにヴィヴィオに言っちゃったんだけど。グロリアがアポリュオンかもしんなくて、この世界も何かの術で創られて連れて来られたんじゃないか?って』

レヴィが参加。むぅ、そこまで言っているならヴィヴィオにも伝えておかないとダメか。とそこに、キャロから『誰か近づいてきます!』と焦りを含んだ念話が届く。念話を受け取った全員が防護服を装着、警戒態勢へ入る。私とフェイトとシグナムが一番前へ。
なのは達はヴィヴィオと友達を囲むように展開、どこから襲撃を受けてもいいようにだ。建物の陰からこちらへ向かって来ていた人物の姿が露わになる。目を疑った。なにせ・・・

「か、カーネル・・・!?」

戦友のカーネルだったからだ。両サイドに居るフェイトとシグナムが息を飲んだのが判った。当たり前だ。私とシャルの記憶の中で見た、私と同じ“アンスー
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