暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第45話 偽物ばっかり? 私悪くないヨ
[16/17]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
」
すみません。悪乗りしすぎました。偽物……いえ、マチルダさんは救出するつもりなので、その名は頂いておくと言う事で……。
「確認せねば!!」
それより、ボップの狼狽ぶりが凄い事になっています。慌てて立ち上がると、勢いよく執務室か飛び出しました。。
と思ったら戻って来て「鍵忘れた!!」って、勘弁してください。危うくぶつかりそうになりました。
金庫に向かっている途中で、派手にこけたり人にぶつかったり……。おかげさまでこっちは、何度冷や汗をかいたか分かりません。人にぶつかる度に、料理や本・書類なんかが宙を舞うのです。それらに触れれば、私の存在がばれてしまいます。そんな私の苦労が報われ、ようやく金庫に到着しました。
「ボップ様。そんなに慌ててどうなさったのですか?」
「
退
(
ど
)
け!! 金庫の中身を確認する!!」
「確認って如何言う事ですか? 前開けた時からずっと僕らが見張ってますし、この金庫を開けるには鍵と事前の個人登録が必要なのですよ」
ボップは2人の見張りを押しのけ、金庫を開けます。
「あっ あるではないか!!」
うん。金庫には今入ったばかりですから。
「!! そ そうか!! 逃げる時間を稼ぐために、あんな書置きをしたんだな!!」
残念。ハズレです。
「賊が侵入した。すぐに手配をかけろ!!」
「は はい!!」
ボップは金庫の見張りを引き連れて、金庫から出て行きました。
「流石に金庫は閉めて行った様ですね」
「主。脱出方法は考えておるのか?」
ティア。心配そうに問いかけてしましたが、私は「問題ありません」と簡潔に答えておきました。それよりも問題なのが、私の目の前に積まれている膨大な量の貨幣や宝石類です。……とりあえずこれを、全て道具袋に詰めなければいけません。
……大変そうです。これを見た瞬間、思わず引き攣った笑みを浮かべてしまいます。
「ティア。レンを通してファビオにGOサインを出してください」
ティアにそう指示しながら、私は作業を開始しました。
た 大変でした。ひょっとしたら、エキュー金貨だけで1000万枚以上あったかもしれません。スゥ銀貨やドニエ銅貨に宝石類も合わせれば、2000万エキューを超えるかもしれません。私が《錬金》したダイヤモンドもありました。
「以前のように、箱だけ残すとかじゃなくて助かりました。もしそうなら、この3倍は時間がかかっています」
今やクルデンホルフの金庫の中は、すっからかんです。ついでだから壁にも“怪盗フーケ参上”と《錬金》で彫っておきます。
「ティア。聞き耳防止用のマジックアイテムを解きます。脱出しますよ」
私がそう言うと、ティアが「
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ