暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第45話 偽物ばっかり? 私悪くないヨ
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カトレアに事情を説明するのが大変だった)ファビオには、麻薬プラント襲撃を担当してもらいます。
私はティアと共にクルデンホルフを担当する事にしました。現地の調査員と合流し、クルデンホルフの金庫の位置と重要書類が保管されている場所を割り出して確保します。特に重要なのが書類で、最低でも奴隷取引の証拠を押さえなければ話になりません。出来れば麻薬関係と神官や貴族派が関与している証拠も欲しいです。
父上は王都の魔法衛士隊と連携してもらい、私が押さえた証拠を元に奴隷商人を捕縛してもらいます。逮捕者から更なる証拠を集め、芋蔓式に関係者を逮捕します。出来ればロマリアの威信を失墜させたいですが、そこまで高望は出来ませんね。
作戦の順番で言えば、私が資金と証拠を押さえて父上もとへ移動。私の成功をティアからレン経由で連絡してもらい、ファビオが雇った傭兵を指揮して麻薬プラントを襲撃。私が持って来た証拠を元に、父上達が奴隷商人を捕縛し奴隷マーケットを破壊。その上でボップを逮捕すれば終了です。
……これでロマリアンマフィアを撃退出来るはずです。
作戦の準備と調査に4日かかりました。ティアとレンの精霊魔法のおかげで、かなり時間が節約出来ました。作戦の最終確認として資料に目を通していると、何故か前回(リッシュモン邸)の潜入作戦がフラッシュバックし寒気を覚えました。(死の)追い駆けっこなんて二度と御免です。
警備の中にメンヌヴィルは居なかったはずです。なのに何故あいつの事を思い出したのでしょうか?
しかしその疑問の答えは、目の前にありました。
ファビオが雇用した傭兵リストに、《白炎》のメンヌヴィルの名前があったのです。
(原因はこれか!!)
……まあ、今回は味方だったから良しとしておきます。そして心から“ゲルマニアに行かなくて良かった”と思いました。彼の性格からして、私の体温はしっかり覚えているでしょう。出会ったら確実にローストされます。
さて、いよいよ侵入開始です。今回の戦力は、前回の装備+ティアinウエストポーチです。
侵入経路は前回と同じにしました。インビジブルマントで姿を隠し、フライ《飛行》で正門を飛び越えバルコニーに着地します。トライアングルになってフライのスピードが上がったはずなのに、前回より30倍以上飛行時間がかかりました。クルデンホルフ邸は広すぎです。
(大佐。無事バルコニーに侵入成功した)
(うむ。では、書斎へ向かえ。ルート上には使用人しか|居(お)らぬが、決して油断せぬように。証拠の書類を何としても確保するのじゃ)
(了解)
ティアもノリノリです♪ ごっことは言え、私を指揮できるのが嬉しいのでしょう。私も余計な力が抜けるのでありがたいです。
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