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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第45話 偽物ばっかり? 私悪くないヨ
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造っているのです」
「なっ!!」
完全に想定の範囲外です。多少なら何とかなるにしても、麻薬が大量に流入すれば社会基盤など瞬く間に崩壊します。そして、ドリュアス領が一番のターゲットにされるのは目に見えています。(平民が裕福な上に、読み書きが出来る高級奴隷をゲットできるうまうまな土地)
「本当にあの蛆虫共は、碌なことしません。クルデンホルフだけでなくゲルマニアの貴族派も……」
「阻止出来ないのですか?」
ファビオの愚痴(と言うか、ロマリア非難)が始まりそうだったので、強引に話の流れを元に戻します。
「傭兵を雇い奇襲するしかないでしょう。しかし相手も馬鹿ではありません。この手は何度も使えないでしょう。あちらにクルデンホルフがついている以上、流通は止められませんし、豊富な資金ですぐに麻薬プラントを再建されてしまいます」
そうなると、相手の資金が尽きるか麻薬大量流入を許すかの我慢比べをするしか無いのでしょうか? いえ、ファビオの言うとおりクルデンホルフの力を考えれば、流入自体を止める事は不可能です。ならば生産を許した時点で負けですね。
「アルブレヒト3世に協力を仰いで潰して行けば……」
「そうなれば、奴らはゲルマニアの貴族派をスケープゴートにして、他の場所にプラントを移すでしょう。そうなると場所を追い切れません。それに奴らは奴隷取引にも手を出しています。クルデンホルフから借金の証書を手に入れて、落ちぶれたトリステイン貴族の身柄を抑え奴隷に……」
最悪です。借金の取り立て自体は正当な物である為、誰にも止める事が出来ません。身柄さえ押さえてしまえば、いくらでも誤魔化せます。
貴族
(
メイジ
)
の奴隷ならかなりの儲けになるでしょう。それに加え、元々のクルデンホルフの収入もあるので、相手の
資金
(
スタミナ
)
切れは期待できません。そうなると、敵の資金・奴隷取引・麻薬プラント・クルデンホルフの収入の四つを一度に潰さなければ、際限なく復活して来ると言う事です。
大事にして他国の介入を許せば面倒になるのは必至ですし、ロマリアンマフィアに資金(残しておくとロマリアンマフィアに持ち逃げされる)や資金源を残すと碌な事にならないのは目に見えています。そうなると敵の手持ちの資金を奪い、奴隷取引と麻薬プラントと言う二つの資金源を潰したうえで、証拠をそろえボップを処理するしかないでしょう。
「それだけではありません。トリステインやガリア、ゲルマニア、アルビオンの貴族派から投資の名目で資金を集め、奴らの規模は過去に例が無いほど大規模化しています」
……頭が痛いです。誰か助けて。
あのあと私は直ぐにレンを呼び出し、ファビオと共にゲルマニアに派遣しました。ファビオの足の確保と連絡手段の確保が目的です。(
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