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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第45話 偽物ばっかり? 私悪くないヨ
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事で、村人に安心感を与えつつ必要な労働力を供給します。そうなると大人は男ばかりになるので、村長代理を女性にするか補佐に女性を付ける必要があるでしょう。やはり子供には母親代わりは必要です。
後はオラスやマギ商会の人間に、この村を気にかけるように言っておく位しか私には出来ません。
この状況でクルデンホルフの方は如何なったかと言うと、父上達だけでなくマギ商会もこの一件の対応に追われ放置する形になっています。
……不安です。滅茶苦茶不安です。
しかし、不安がってばかりでは前進はありません。
襲撃の目的が奴隷狩りなら、ロマリアンマフィアは無関係とは思えません。そして現状を考えれば、クルデンホルフも関わっているはずです。
私が捕まえた黒幕らしき商人は、守備軍に引き渡したので私には詳細は分かりません。こちらはファビオに任せてあります。何か分かり次第、すぐに報告するよう指示しておきました。
それと、私が仕掛けた風の精霊(偽)が如何なったかと言うと、噂は着実に広がっている様です。一部の貴族派が「精霊が無差別に人を襲っている」と騒いでいました。そしてそれがドリュアス家の監督不行き届きだと言い始めたのです。まあ証拠も無いので、誰も相手にしていませんが……。
そうこうしている内に、山賊の襲撃から3週間の時間が経ちました。
事後処理ばかりに追われる現状に、正直に言って私はイライラして居ました。
「……まだ進展は無い。か」
私がイライラして居る事が分かっているのでしょう。皆に避けられ始めました。分かっていてもイライラを止める事が出来ません。何故かは分かりませんが、嫌な予感がして
怖気
(
おそけ
)
の様な物が止まりません。
「……くそっ!!」
苛立でそんな言葉ばかり漏れます。と、その時、廊下をドタドタ走る音が聞こえました。何事かと思っていると、ファビオが私の部屋に飛び込んできました。
「ギルバート様!! 大変です!!」
「落ち着きなさい!!」
ファビオを叱りつけると多少落ち着いてくれましたが、この取り乱しようは普段の彼からは考えられません。あの商人は何を吐いたのでしょうか?
「麻薬……麻薬です!!」
「確かに不味い状況ですが、麻薬が多少出回るのは想定して居たでしょう」
クルデンホルフとロマリアンマフィアが協力関係を結んだ時点で、トリステインに麻薬が流れ込むのは予想していました。ドリュアス領では、商取引をマギ商会が独占する形で麻薬の流入を防いでいます。トリスタニアでも警備を強化してもらっていますが、どちらも完全に防ぐのは無理でしょう。しかしその程度は、予想の範囲内です。
「違います。ゲルマニアで土地と爵位を購入して、麻薬を大量生産するプラント
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