オリジナル/ユグドラシル内紛編
第53話 紘汰にとっては謎
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「失敗したら?」
咲の両目は今まで見た中で一番冴え冴えとしていた。
「ゼッタイなんてホショー、どこにもないでしょ。きっとヘキサ、ヒドイ目にあうよね。あたし、ヤダよ、そんなの。ちょびっとでもヘキサがキズつくなんて、ゆるせない」
絶対はない、などと言われてしまえば、紘汰にも返す言葉がない。
「オーバーロードをさがそうとしても同じ。ドライバー開発の時みたいに、あたしたちの動きはユグドラシルにツツヌケ。“森”の中なんか特にそう。――あたしたちのせい、が、ぜんぶヘキサにふりかかる。もちろん、紘汰くんだってふくまれてる」
ぞわ、と背筋が粟立った。無自覚の内に一歩引いていた。
今の咲は次の瞬間にも戦極ドライバーを取り出しておかしくないくらいに殺気立っている。ヘキサと親友だと知っていたが、まさか、ここまで。
「紘汰くんは、ヘキサをキズつける人?」
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