暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始前
機体が変わるとか……
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なかった……。今のは偶然視界に入ったから避けられたが、二度目はないな……。今ので分かったが、格が違う……)」

「さて、お礼だ。こちらから仕掛けよう。気を張れよ?」

 久し振りに使うとしよう。まあ、ただの降りおろしだがな。

「四神流 斬術青龍の型伍番 『尾閃』」
「(まずい! 避けられない!)」

 俺が降りおろした木刀を千冬さんは木刀で受け止める。残念だが、それは悪手だ。

「せあぁぁぁああ!」

 受け止められたのはほんの一瞬で、その木刀は俺の木刀によって叩き落とされた。そして、木刀を首に向け、

「俺の勝ちです」


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「なあ、最初に訊いた質問はどういうことだ?」

 千冬さんが防具を外しながら訊いてきた。

「『何のために剣を握るのか』ですよね」
「ああ。逆に訊こう。その剣は何のために?」
「守るためですよ」
「それでは私と同じだろう?」
「いや、貴女のは守るだけだ。俺のは守るために殺す(・・)剣だ」
「なっ!? どういうことだ?」
「………………」

 束さんもいるが、この人達なら構わないだろう。

「信じられないでしょうけど、聞いてください。束さんも」
「……いいよ。分かった」

 さ、話そう。俺の過去を
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