第3部 GGO
38話 新たな世界
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撃たれて来いよ!」
兄さんは早口でそう言うと店を出て行こうとする
菊岡さんは兄さんの腕を掴んで引き止めた
兄さんは渋々、席に座り直す
「それが、僕じゃダメみたいなんだよね」
「は?」
「どう言うことですか?」
「どうも犯人はね…‥…‥…あ、犯人の名前はデス・ガンって言うんだけど、強くないと撃ってくれないんだよ。
でも、茅場氏が認めた君達なら」
「あのね、菊岡サン。あの、ゲームは甘くないし、俺達は銃は専門外だ」
兄さんは菊岡さんに強い口調で言った
「うん。知ってる。でも、あのゲームには光剣なる剣があるって話だよ?」
菊岡さんのその言葉に兄さんはくいつく
「それ本当か!?」
「うん。行ってくれるかな?」
菊岡さんが聞いてくる
あの世界以外で現実でも死にいたるというのは聞き捨てならない
「分かりました。行きます」
僕の返事にため息をついて、兄さんが言った
「タクが行くなら、俺も行く。兄として、一人のプレイヤーとしてな」
僕達の返事に満足そうに頷いた菊岡さんは言った
「そうこなくっちゃね。ダイブする場所が決まったら知らせるから。それと、バイト代として、いくらかだすよ」
菊岡さんと別れを告げお店を出る
「嫌な予感がする…‥…‥…‥タクヤ、もしかしたらSAO絡みかも知れない。この事は誰にも言うな」
兄さんの言葉に僕は言葉を失ったが兄さんの滅多に見せない真剣な顔を見て頷いた
兄さんはそれを見て安心したように笑った
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