暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
まだいるよ♪みんな大好き☆リリカルアクターズ
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†††Sideヴィヴィオ†††

聖王教会本部の大講堂の舞台裏。
わたしとアインハルトさんとコロナとリオとイクス、そしてルールーとレヴィは、私服とは違う衣装を着て佇んでいた。ついでにセインも、同じように“舞台衣装”を着て「何でこんな事に」って呟いてる。

「き、緊張しますね」

「インターミドルの時と同じくらいドキドキする」

アインハルトさんとコロナが緊張からか身震いしてる。そんなわたし達に、騎士カリムが「本当にごめんなさい、みなさん」って申し訳なさそうに、でもどこか楽しんでいるような表情を浮かべながら小さく頭を下げた。
頭を下げられたわたし達はただ「気にしないでください」と返す。こうなったのは、始めは勘違いからだったけど、けど今は自分の意志でこの場所に立ってる。

「ありがとうございます、みなさん。それでは、聖王教会本部主催。著者グローイ、“スヴィーウルの詩”。公演開始まで残り1分。大丈夫です、必ずみなさんの劇は成功します」

わたし達は「オーッ!」と右拳を頭上に掲げた。練習も短かったけどたくさんした。みんな、すごく頑張った。プロの人たちに比べれば拙いけど、それは大目に見てほしい。あと1分でわたし達は、大講堂に立って演劇をする。わたし達はそれぞれ頭の中でセリフや動きを何度も反復し直す。
あ、そうそう。どうしてこうなったのかと言うと、それは今朝にまで遡らないとダメ。

?―?―?回想ですっ☆?―?―?

Pi Pi Pi 朝だよ〜Pi Pi Pi朝だよ〜♪

目覚ましコールが朝の訪れを知らせてくる。暖かな春(もう夏に差し掛かるかな)の朝陽が窓から入ってきて、カーテン越しで部屋を明るく照らす。もそもそとベッドで身じろぎする。わたしの隣、すぐに横にはルールーの寝顔が。
反対側にはレヴィが・・・あれ? いない。三人一緒に、わたしのベッドで眠ったのに。まずは目覚ましコールを止めて、ルールーを起こさないように上半身を起こして、レヴィの姿を捜す。

「あ」

すぐに見つけた。きちんと捜すこともなく簡単に。レヴィはベッドから落ちていて、バックドロップを食らったような姿勢で眠ってた。なんて器用な。落ちたら普通起きるんじゃないのかな・・・?
小さく苦笑しながらベッドから降りて、レヴィを横にしてあげる。レヴィはちょこっと身じろぎしたけど、起きる事はなくそのまま眠り続けた。わたしはパジャマからトレーニングウェアに着替えて、早朝ランニングに出かけようとすると、

「はにゃぅ・・・? ヴィヴィオ?」

レヴィが寝惚け眼でわたしを見ていた。わたしが「ごめんね、起こした?」って謝ると、レヴィは「いつもは大体この時間に起きてる」って上半身を起こした。

「ランニングに行くの? だったら一緒に行っていい?」

「え、いい
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