暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
そら来たみんなの魔法モデル☆リリカルガールズ
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あげるから。そうね、まずはヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃんから先撮らせてね。もちろんそのウサギさんとネコさんも一緒にね。クフフ」
グロリアに手招きされて、ヴィヴィオとアインハルトは顔を見合わせる。導かれるままにグロリアの指差す場所に立って、アインハルトが一言。
「あの、この
ティオ
(
子
)
は猫ではなく、一応雪原豹なんですが」
「え? あー、それは失礼。でも、ニャアって鳴くし、てっきりネコかと。この子のお名前を訊いていいかな? 名前があるならそっちで呼ばないと」
「あ、はい。この子はアスティオン。愛称は、ティオ、といいます」
「ティオちゃん、ね。よろしく、アタシはグロリアっていうの」
「ニャア♪」
軽い自己紹介が交わされる。にしても、ここでも言われちゃったか。アインハルトのデバイス・アスティオン(愛称はティオ)の外見は、どう見てもネコに見える。気を取り直すためか、グロリアがコホンと咳払いして、
「ヴィヴィオちゃん、この子はウサギで良いよね? ウサギに見えて実は耳の長い白クマとか」
「あはは、ウサギで合ってますよ。この子の名前は、セイクリッド・ハート。愛称は、クリス、といいます。クリス、ご挨拶して」
宙に浮くクリスが、グロリアの元まで飛んで、その短い手をスイっと差し出す。
「お、おお。握手を求められてる? クフフ、よろしくねクリスちゃん。クフフ。それじゃ、ヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃん、それにクリスちゃんとティオちゃんも、このレンズを見てね」
まずは二人を自然に立たせて、その腕にパートナーを抱きかかえさせる写真を一枚。それから若干のポーズを付けさせて二枚。クリスとティオだけで一枚って撮る。
「じゃあ次は、コロナちゃんとリオちゃんとイクスちゃん」
「「は〜い?」」「き、緊張しますね」
次に指名されたコロナ達が、ヴィヴィオ達と入れ替わるようにグロリアのカメラの前に立つ。そのトリオで、数枚ポーズを変えた写真を撮られる。今度は場所を変えて、配置にポーズに防護服って色々と変えて大撮影会。
「じゃあ今度は、みんな肩を組んで・・・スマイルスマ〜〜イル♪」
†††Sideルーテシア⇒レヴィ†††
いつの間に増えたギャラリーの視線の中、夕日を背にわたし達は噴水に腰かけて並ぶ。セインとシャンテの姿はない。オットーとディードに連行されていったから。隣の子(わたしの右にルーテシアで左にリオ)と手を繋いで、お互いの人差し指を立ててピースサインをつくる。
「んーいいですよぉ〜♪ クフフ、それではラスト一枚いきま〜す☆」
パシャっとシャッターが切られる。かなりの疲労感と、それ以上にこんなに楽しい時間を過ごせた嬉しさで胸がいっぱいになる。みんなそれぞれ顔を見合わせて、
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