暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
そら来たみんなの魔法モデル☆リリカルガールズ
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マルタ十字と鋼色のロシア十字。ネクタイピンは燈黄のギリシャ十字。色も形も“界律の守護神テスタメント”の武装・聖典とおんなじ。1STの白銀に2ndの黄金に6thの翡翠に8thの燈黄に10thの鋼。
でも、どう気配を探っても魔力のない人だし。やっぱ偶然? でも偶然にしてはちょっと。んー、念のためにもあとでルシリオンに連絡入れておいた方が良いかなぁ・・。

「仕事、ですか。ではこの子たちへは何かご用が・・・?」

「そんな警戒されるとやっぱり悲しいんだけど。そうだね、ただ景色や建物を写すだけじゃつまらないって思って。だからちょーどいいモデル、特にかぁいい女の子を見繕ってたってわけ」

『ねぇ、レヴィ。あのグロリアって女の人、ちょっとマズいかも・・・?』

『ルーテシアもそう思う? 気を許したら何か変な事されそうな感じ』

さっきからこっちを見てニコニコ笑う。ちょっと危ない人だ。暴走したシャルの危険度と同等、そんな感じだ。オットーと話し合うグロリアは、「何枚かで良いからモデルになってほしいなぁ、なんて」って頭を下げた。
そこにあるのは純粋な願い。嫌な感じはしないし、ちょこっとだけでもいいかな?なんて思う。ルーテシアをチラッて見ると、肩を竦めて「ま、いいんじゃない」って苦笑。

「お二人がよろしいのであれば、僕としては何も言いませんが・・・。ただ、このお二人に危害を加えるような仕草を少しでも見せればただでは済まさないので」

「だいじょぶだいじょーぶ。クフフ、やったやった☆」

グロリアはその場でクルクル回って機嫌の良さを表す。ピタッと止まって、「まずは一枚」ってシャッターを切った。

「ん。アタシの事はグロリアとでも呼んでね。で、えっと、名前を訊いてもいいかな?」

「ルーテシア・アルピーノです」

「妹のレヴィ・アルピーノ」

お互いに自己紹介した。彼女は「姉妹かぁ。クフフ、それは素敵だ♪」って微笑む。まぁ写真を撮られるだけで、あれだけ喜んでもらえるっていうのはこっちも嬉しい。

「クフフ。それじゃ、まずは噴水の前で、二人並んで――」

そんなこんなで色々とポーズを取りながら撮影って事になった。

†††Sideレヴィ⇒ルーテシア†††

「クフフ。いいよいいよぉ?」

えーっと、どうしてこうなったのかなぁ? レヴィと向かい合い、両手を取り合って頬をくっつけて、視線はカメラのレンズへ。そこでフラッシュ。レトロなカメラのシャッターを切るグロリア。これで何枚かな・・・? 少なくとも十枚は撮ったと思う。枚数的には少ないけど、ポーズだとかで色々と疲労が溜まる、特にメンタル面で。

「次! 次はどういう風に撮るの!?」

「今度は、この衣装を着て撮ってもらおうよ! ほら、ルーお嬢様、レヴィお嬢様
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