暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
そら来たみんなの魔法モデル☆リリカルガールズ
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ントで守護神の聖典と同じデザインの十字架を持っていたのは確かに気になるな」

レヴィの話だと、アークの白銀マルタ、ティネウルヌスの黄金ロレーヌ、雪姫(ユキ)の翡翠ペトロ、プリンス・オブ・レディエンスの燈黄ギリシャ、フヴェルトヴァリスの鋼ロシアを持っていたらしい。
同じデザインだけならそう深く考える必要のない問題だ。なぜなら十字架のデザインは数が限られているからだ。問題は、色がそれぞれの聖典と同じ配色ということだ。偶然として片付けるには看過できない確率。
しかし、

「私たちにはどうする事も出来ない。私はもう守護神ではなく、レヴィも殲滅対象じゃない。もしグロリアが本当にアポリュオンの一体、もしくは操られている一般人だとしても手は出せん。私たちはグロリアに対抗する術を持ち合わせていないからだ」

すでに人の身である私には神秘はない。レヴィも“テスタメント事件”以来、神秘を扱う事が出来なくなった。お互いに完全な人間になったという事だ。神秘を打倒するにはそれ以上の神秘を以って当たるべし。この真理は永遠だ。だからこの件には手を出せない。

『そう、だよね・・・。本当に本当の偶然ならいいんだけど』

「ああ、そうだな。そう願うしかない」

もし奇跡のような偶然なら嬉しいんだが。ま、本当の“アポリュオン”と関係している存在なら、“界律の守護神テスタメント”の誰かが動く。その守護神に任せておけばいい。

『話は大体こんなところ』

「教えてくれてありがとう、レヴィ。あまり役に立てなくてすまないが」

『ううん。聴いてもらっただけで十分。・・・心配ないよね? もしものときは、守護神の誰かが来てくれるよね?』

「ああ。アポリュオンの現れるところに界律の守護神(テスタメント)あり、だ」

レヴィは少し気持ちが楽になったのか、安堵した微笑を浮かべる。私は最後に「レヴィ。明日明後日とヴィヴィオの事、頼んだ」とお願いしておく。レヴィは『任せておいて。悪い虫がつかないように見とくから』と親指をグッと立てた。それから二人で、おやすみ、と挨拶を交わし通信を切った。

「魔力も感じなければ神秘も感じない、か。ただの偶然で十字架を持っていた、ということであればいいんだが」

モヤモヤ感に気味の悪さを抱いたが、それ以上にデータ処理の疲労から来る眠気の方が強い。フラフラとベッドに倒れ込み、私の意識は数秒とせずに途切れた。






†?―?―?↓????↓?―?―?†


レヴィルー
「・・・・・」

ルーテシア
「人を呪わば穴二つ・・・。ルシリオンさんの言ってた通りになったね」

レヴィ
ビクッ「た、確かに大恥をかいた・・・。藁人形に釘刺したから? たったそれだけで、呪いが掛かるっていうの・・・?」

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