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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第351話】
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った。
――と、一夏が口を開く。
「えーと……とりあえず、これから毎日放課後に俺達は集合ですか?」
そう布仏さんに訊く一夏に、軽く咳払いして気持ちを整えると。
「こほん。 お二人には当面そうしてもらいますが、派遣先の部活動が決まり次第そちらに行ってください。 此方での仕事は基本私達で行いますので派遣先が決まらない間は放課後は自由時間だと思ってくれれば大丈夫です。 ISの勉強に支障が出てはダメですからね」
正直その措置は有難い、ただでさえ俺はまだ追い付けてないのに訓練する時間すら没収されてしまったら泣くに泣けないし。
「はぁ……わかりました」
いまいちわかったのかわかってないのか理解しづらい返答をする一夏――と、ここで布仏さんが……。
「ところで……、一つ、良いですか?」
妙に歯切れの悪い口調――そして泳ぐ視線。
「? 何ですか?」
一夏は軽く口を傾げて聞き返すと、言いにくそうにしながら小声で口を開いた。
「学園祭の時にいたお友達は、何というお名前ですか?」
「え? あ、弾の事ですか? 五反田弾です。 市立の高校に通ってますよ」
「そ、そう……ですか。 年齢は織斑くんと同じですね?」
「? ええ、同い年ですよ? それがどうかしましたか?」
そう訊く一夏に、小声で呟くように言葉を吐く布仏さん――。
「……二つも年下……」
「え?」
「いえ、何でもありません。 織斑くん、ありがとうございました」
丁寧にお辞儀をする布仏さんに、俺は――。
「布仏さん、少し良いですか?」
「え? は、はい、何でしょうか?」
「恋に年齢はあまり関係無いですよ? 年上の女性が年下の人を好きになっても何の問題も無いですよ」
余計なお節介だとは思いつつ、口出ししてしまった俺。
一夏は相変わらず頭に疑問符を浮かべているが、布仏さんは――。
「……ありがとうございます、有坂君。 貴方にそう言って貰えると勇気が湧いてきました」
笑顔でそういう布仏さん――と。
「あら? ヒルトくんは他の人の恋路もキューピッドになっちゃうぐらいお人好しなのかしら? うふふ、次いでだからおねーさんの彼氏候補も紹介してよ♪」
「う? し、紹介出来るほどの人脈は無いですよ……」
「えー、私が得たひーくん情報によると〜、ひーくんは男友達めちゃくちゃ居るって情報があるよ〜?」
「……のほほんさん、何処で調べてくるんだよ、それ?」
「てひひ〜、内緒内緒〜」
にへっと笑いながら誤魔化すのほほんさんに、鼻の頭をかいてると楯無さんが――。
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