暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それゆけボクらの魔拳少女リリカル☆レヴィたん♪
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も。そのムカつく面をあとで殴るから、今の内に笑ってればいいよ。

「ほ〜ら捕まえた」

「言う事聞かないと気持ちいい事しちゃうぞぉ?」

二人の犯人が両肩に手を置いてきた。両腕を掴まれて、力ずくで立たされようとするわたし。最後の抵抗って感じで蹲り続ける。チラッと親子さん達を見る。わたしを心配しているような表情でこっちを見たり、顔を逸らしてる。
その親子さん達近くの銃を持った犯人が、イラついた顔して一歩一歩とこちらへ向かってくる。犯人全員の意識が全部わたしに向いた。バーカバーカ。わたしに踊らされているとも知らずに。

「いい加減にしろよガキ!」

「ぅぐ・・・痛い!」

後ろ髪を乱暴に引っ張り上げられて否応なく顔を上げさせられる。ゴツン。おでこに銃口を当ててきた。さっきからわたしの事が好みだとか気持ち悪い事を言ってる犯人が「殺すなよ、俺が貰うんだから」なんてほざいた。欲しかったらあげるよ。このわたしの強烈な拳打を、ね。
そしてずっとわたしを見てればいい。ほら、人質の親子さんがこのロビーから消えたよ。そこでジェラルミンケースを持った男が「人質が消えた!」って叫んだ。わたしに集まっていた犯人たちが一斉にわたしから視線を逸らす。やっぱ馬鹿だ。

「いってらっしゃいませ〜♪」

――瞬閃 牙衝撃――

気持ち悪い男のお腹に拳打を打ち込む。突然の抵抗に、その男は為す術なく食らって吹っ飛ぶ。残りが呆気にとられる。目を大きく見開いてわたしを見た。その隙が命取りだったってことを牢屋で海より深く反省してなさい。

「破・・ッ!」

掌底をわたしの後ろ髪を引っ張った男の胸に入れ、その男を吹っ飛ばす。武装者残り三人。こっちに向かってくる途中だった男が人質に振り返ろうとする。なるほど。この男はなかなかに頭が良い。わたしを止めるための人質にしようってことだ。

――瞬走壱式――

「お帰りくださいませ〜お客様♪」

でも残念。高速移動魔法でその男に最接近。男の銃を持つ右腕を掴む。そのまま背負い投げの体勢に持っていく。もちろん普通じゃないよ? 本来は背が先に床に着くけど、わたしのは腹から先に床に着く。つまり、

「ぎゃあああぁぁぁあああ!」

顔面、胸、腹、その・・・えっと、男の人にとってとても大事なところが、勢いよく床に打ち付けられるってこと。投げられたその男が顔や大事なところを押さえながらのたうち回る。ポタポタと顔から流血。

「お帰りはそちらじゃありませ〜〜ん♪」

――紫光瞬条(マナクル)――

ジェラルミンケースを持った男が逃亡を図ろうとしたから、高速バインドをプレゼント。ミイラ巻きにしてそのまま放置する。残り二人。今さら逃げたって無駄だと言うのに、その二人はわたしに背を向けて逃げようとする。

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