暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それゆけボクらの魔拳少女リリカル☆レヴィたん♪
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、でもやっぱり浮く。わたしはグローブを外してスカートのポケットにしまい込む。

『それに、ルーテシアはインターミドルに出たんだよ? もしアイツらがそれを知っていたら、人質はもちろんルーテシアも危ないんだ』

そう言うとルーテシアは『確かにそうだけど』って渋々折れた。作戦会議はここまで。セインが『いつでもオッケー♪』準備出来たところで行動開始。ボストンバッグを預けたルーテシアを下がらせて、わたしは近くにあるお手洗いの中へ瞬走壱式で入る。そこでわざと大きな音を立てる。するとどうなるか・・・

「おい! そこで何をしている!」

当然女子用のお手洗いにまで入ってきた(この時点で殴ろうかと思った)犯人がわたしに気付く。ソイツは銃型のデバイスを突きつけてきて、わたしは怯える演技をしながら両手を上げる。

「あの、大きな音とか声が怖くって隠れてました・・」

するとソイツは「来い」って乱暴にわたしの腕を引っ張って、親子さん達の近くにまで連れて行こうとする。ここでわたしは「いやっ!」と暴れる。ソイツは「大人しくしねぇか」なんて脅してくる。
あーもう、今すぐにボコりたいけど、人質の安全が第一だ。とりあえず暴れた拍子にソイツの頬を叩いておく。スッキリ。そうすれば、ソイツは怒って意地でもわたしを捕らえようとするだろう。わたしはお手洗いから出て逃げ出そうとする。「待てっ」って呼び止めてくるけど、誰が止まるか、んべぇ。

「おい、ソイツを捕まえろっ。人質にする!」

「足速っ!?」「俺好みの女の子だっ」「何やってんだドジ!」

セインがカウンター奥の犯人を階下に落としたのが見えた。これで銃持ちは七人から六人。そんな六人中四人がわたしを追い始めた。わたしは捕まらないように、受付から離れるように気を付けて逃げ回る。

『レヴィお嬢様、もう少し頑張って!』

セインが受付カウンターの奥に居る職員たちの脱出を進める。職員を“ディープダイバー”で連れだして、ディードが下で受け止めるって流れ作業が階下で続いてるに違いない。

『大丈夫。コイツら全然ダメ。超一流の魔法戦を潜りぬけてきたわたしの敵じゃないよ』

数を利用しないで一纏めになって追いかけてくるから逃げやすい。それにカウンターに居た仲間が消えたことにも気付いてない。馬鹿すぎる。ここでようやくソイツらは銃口をこっちに向けて、魔力弾を撃ってきた。当てるつもりのない威嚇射撃だ。もしこれで泣きも喚きもせず冷静でいたら怪しまれるか。

『レヴィお嬢様! 職員全員の脱出完了!』

「『ありがとセイン!』・・・きゃぁぁぁっ!」

頭を両手で押さえてその場に蹲る。どう? この演技は。犯人たちが「手間取らせやがって」って、わたしの元へと下卑た嗤い声を出しながらゆっくりと歩いて来る。クズ男ど
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