暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それゆけボクらの魔拳少女リリカル☆レヴィたん♪
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拘束された親子一組と男三人女二人。受付カウンターの奥に職員の頭が・・・見えるだけで八人。

(カウンター奥にも銃持ちが一人。銃持ち七人とケース持ちが騒ぎの犯人のようだね。単独じゃ無理、か。なのはさんやティアナさん、ルシリオンのような精密射撃手(シャープシューター)が居てくれたら楽に瞬殺出来るんだけど・・・)

わたしは精密射撃が苦手な方だ。わたしだって奴らのデバイスに当てるくらいなら出来る。だけど精確に連続かつ反撃できないほどの高速で撃ってデバイス破壊、んでバインドで捕縛するとなると、わたしの集中力じゃ無理。相手が三人くらいならたぶん出来る。けど・・・七人、下手すればまだいるかもしれないから独りじゃ突っ走れない。

「なんということだ。お前たちの所為でとんだ騒ぎになってしまったではないかっ!」

何か良い手が無いかと思案していると、気難しそうな顔をしたケースを抱える男が怒鳴り始めた。会話を聴いていると、どうやら連中は一種の産業スパイと、犯罪組織に武器を流すブローカーのようだ。
“テスタメント事件”で騒ぎになった“ミュンスター・コンツェルン(もう解体されたけど)”の子会社から、“テスタメント”の構成員が装着していたリンカーコアが無くても魔導師撃破できるバトルスーツ、そして戦闘機“アギラス”の開発詳細が記されたデータを盗んだ。で、それの取引現場のここでトラブル。一般人が荷物を取り違えた、と。

(マヌケなことしてくれちゃってさ、もう)

連中がその一般人とトラぶって、キレた連中が人目を無視してデバイスを突きつけた。その結果がこの大騒ぎ。ウキウキ気分でクラナガン到着直後にトラブル遭遇。ギャアギャア騒ぎだす連中には溜息しか出て来ない。

『ちょっとレヴィ! 下手に首突っ込むとまずいって!』

ルーテシアからの念話。

『判ってるけどね。でも・・・・アイツらをこのまま見過ごす事なんて出来ないって』

恐怖から泣き喚く男の子。昔(と言ってもJS事件んとき)の暴走ルーテシアや生前のわたしを見ているようで胸が苦しくなる。お母さんとお父さんが「この子だけでも逃がしてください!」って泣きながら懇願してる。連中が「うるせぇっ!」って怒鳴る。もう見てられない。
その場から瞬走壱式で離れて「アストライア、起きて」と“アストライア”を起動させて、バリアジャケットを装着。モードは近距離戦用のコンバット。近接用射砲撃を撃てるし、何より陸戦機動力が高い。最悪わたしの体を盾にして、人質たちを逃がす事が出来るし。

『レヴィ! あーもう、すっかりコンバット形態(ヤルき)になってるし!』

『ごめんて。それより手伝ってくれない? 何とかしてあのおバカさん達を沈めたい』

合流したルーテシアに搭乗ロビーの状況を説明する。

『人質が居て
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