暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第43話 ハルケギニアよ!!私は帰って来た!!
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。しかも、何か赤いオーラみたいなものを纏っています。……赤い超野菜人ですね。次が水の精霊で、ケバケバのおかまっぽい男でした。……見なかった事にしよう。精霊達が(人の中で)言い争いを始めましたが、木の精霊だけは我関せずでした。
「(重なりし者よ。元の姿に戻すぞ)」
木の精霊がそう言うと、私は元の姿に戻っていました。慣れ親しんだ姿って素晴らしいです。もう、あんなショッキングな姿になりたくありません。元の姿に戻った私を確認すると、ティアは泣きながら「あ あるじ〜!!」と、抱きついて来ました。引き剥がそうとも思いましたが、本気で泣いているようなので放っておく事にします。私の中では木の精霊が、他の精霊の仲裁に入っていました。助かります。
暫くしてティアも落ち着いたので、私がいない間に何があったか聞く事にしました。
「ティア。私が不在だった間に、何があったか教えてください」
そう言って抱きついたままのティアを放すと、何かこの子舌打ちしましたよ。しかも「レンだけズルイのじゃ」とか、私の中から「(人の交尾が……)」等と、聞こえた様な気がしました。絶対気のせいです。そう思わないと、私の精神がヤバイ事になります。あぁ……純心だったティアは何処へ……。これは絶対にティアとレンが、互いに影響し合っている事が原因ですね。 ん? そこでようやく気付ました。レンは何処へ行ったのでしょうか?
「ま まずい!!」
「如何したのじゃ?」
今の今まで、すっかり忘れていました。一緒に戻って来たはずのレンが居ないのです。
「ティア。私と一緒に帰ってきたはずのレンが居ません」
「あっ!!」
気分は子供と遊びに行って、子供を忘れて来てしまったお父さんです。……滅茶苦茶焦ります。……そうだ!!
「ティア。レンを感知出来ますか? 出来なければ、レンに《共鳴》で呼びかけられませんか?」
「う うむ。直ぐに呼びかけるのじゃ。……精霊の大樹の前におるぞ」
良かった。とりあえず無事だけは確認出来ました。と言っても、分霊に無事も何もないのですが。
「(黒い鱗が突然白い少女になったので驚いたぞ。重なりし者を探しながら、本体が応えてくれないと泣いていた)」
私の中に居る木の精霊が、突然話しかけて来ました。そう言う事は、もっと早く言って欲しかったです。
「(白い少女も貴様等も、我に助けを求めなかっただろう。我は精霊達の仲裁で忙しかったのだ)」
そう言われると、何も言えませんね。
「主。レンにはカトレアの所へ行くよう指示を出したのじゃ。もう問題なしじゃ。それから主がディル=リフィーナに行っていた時の話じゃな」
やけに急いで次の話題に移ろうとするティアに、違和感を覚えました。……あぁ、そう言
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