暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第43話 ハルケギニアよ!!私は帰って来た!!
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 ファビオが凄く良い笑顔で言ってくれました。フリーズし掛けた頭に鞭打って、その理由を分析します。

「えっと……、ドリュアス家がロマリアに目をつけられない為の処置ですね。それにトリステインも一国では、ロマリアに目をつけられる様な事は避けたいと言う事ですか?」

 もっと言わせてもらえば、ゲルマニアが中心になって、ガリア・アルビオンも巻き込んで反ロマリア感情を煽ってもらおうと言う事です。これでロマリアの威光を失墜させ、ハルケギニアで孤立させてしまおうと言う腹ですね。

「はい♪ 正解です♪」

 容赦ない……と言うか、えげつないですね。物凄く上機嫌なファビオを見て、絶対コイツの発案だなと思ったのは秘密です。



 ファビオとの話も終わって、この件に関してはノータッチで行こうと決めました。巻き込まれたくないですし。それよりも私には、片づけなければならない事があるのです。ディル=リフィーナから持ち帰った物を……ではなく、カトレアの事です。

 ……一応、性魔術も習得して来ましたし。

 リタ達に性魔術を教えてくれと言ったら、タコ殴りにされたのは良い思い出です。何でだろう……、思い出したら目から汗が出てきましたよ。その後理由を説明したら、一応納得してくれましたが暫く白い目で見られました。

 しかもリタに「理論は教えてあげられるけど、習得は相手がいなければ不可能よ」と言われた時の絶望感は、かつて経験した事が無い物でした。如何にもならないと思っていたら、レンが「吾ならカトレアも納得するぞ」と言って来たので、何故?と聞くとカトレアとある協定を結んだそうです。その言葉を信じて唇のみで練習しました。(……カトレアの嫉妬が怖いし)

 当然ですがティアと同じで、レンも物凄い美人なのです。見た目12歳と言うのを差し引いても、理性がガリガリ削られます。最初は性魔術を指導する人が居たので、問題なく耐える事が出来ましたが、居なくなった後が大変でした。「私はロリコンじゃない」「カトレア怖い」を心の合言葉にして、何とか堪え切りました。いったい何度レンを、押し倒すかベッドに引きずりこむ誘惑に駆られ事か……。しかも1年しないうちに、レンから色々とおねだりして来るようになったのです。次第におねだりの手も込んできて、終いには周りの女性陣を味方につけられました。「いい加減抱いてあげたら」とか言われても、本気でカトレア怖いんだもん。

 それを6年も耐えた私を褒めて欲しいです。(と言っても、性魔術の熟練度上昇と共に性欲や性感をコントロール出来るようになっていなければ、とうにレンで筆おろし済みですが……)

 カトレアの状況ですが、拗ねられました。オッサンの誤解はすぐに解けたのですが、毎日レンと唇を交わしていた事が原因です。苦労して聞き出したので
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