暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第42話 塩爆弾爆発!!でも私は不在です
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れる緊張した時間が少し経つと……、提示された塩の値段は一気に50倍程度まで落ちた。それを見た商人は全員売りに入る。もはや会場はパニック状態と言ってよいだろう。
このまま阿鼻叫喚の地獄絵図を見て居ても良かったのだが、なんとなくそんな気になれず俺は裏に戻った。裏で暫く待っていると、再びギスランが馬車を引いて来た。積み荷はまた塩の様だ。一体マギ商会は、どれだけ塩の在庫を持っていたのだろうか? 俺は思わず顔を引き攣らせた。
「塩はまだまだ来るぞ」
嬉しそうに言うギスランに、俺はまた顔を引き攣らせた。
「一体どんだけ在庫持ってんだよ!!」
「トリステイン1年分」
「い いち!!」
ギスランは、固まる俺の腕を引きながら。
「ほら。手伝え」
「いや、手伝えって」
結局俺は、そのままマギ商会の手伝いをするはめになった。だが俺は言いたい。
「塩の在庫多すぎだ!!」
「黙って運べ!! 終わんねえだろう!!」
明日絶対に筋肉痛だ。俺はこの時そう確信した。
全て終わった時には日が暮れていた。そして魅惑の妖精亭と言う、マギ商会の祝賀会の会場らしき場所に連れて行かれた。そこで落ち着いて話を聞くと、馬鹿貴族共がドリュアス侯爵を罠にはめようとして、逆に罠にはめられたという話だった。そして作戦名「塩爆弾大作戦」は無いだろう。まあ、おかげで財布の中身が気分の良い物になったから良しとしておこう。
次の日に目が覚めると、魅惑の妖精亭の床に転がっていた。
「おう。ジルダ。目が覚めたか?」
「ああ」
俺は頭を振って、寝ぼけた頭の覚醒を促す。筋肉痛に加え、二日酔いのダブルパンチだ。ハッキリ言って辛い。
「ほら!! キリキリ片付ける」
声がした方を見ると、10歳位の黒髪の女の子にせかされて全員片づけをしていた。顔色とのそのそした動きで、グロッキー状態なのが良く分かる。
「ジェシカ嬢ちゃんにはかなわんな」
ギスランは困ったように言いながらも、手を動かしていた。
「ああ。それからジルダ。お前マギ商会に入れ」
「分かった。……? はい?」
今俺は何を言われた?
「お〜い。カロン。ジルダ。OKだってよ」
「分かった。手続きするからジルダは後で商会まで顔を出してくれ」
ちょ 俺の人生勝手に……まあ、いっか。
−−−− SIDE 元行商人ジルダ END −−−−
−−−− SIDE アズロック −−−−
会議が始まって既に5時間近く経っただろうか。会議が終わりにさしかかり、また私を罰するべきだと言い始める馬鹿が出て来た。
「陛下。そろそろ良いのではありませんか?」
「分かった。ドリュアス侯
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