暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのさん♪〜
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いたんはルシル君で「すまん助かった」と、シグナムに頭を下げた。
「き、気にするな。こちらとしてもお前には大きな借りが幾つもある。今ので少しでも返せるのであればそれでいい。そう思っただけだ」
「シグナムの奴テレてんのかよ」
「断じてテレてなどいない!」
シグナムはルシル君を突き飛ばして、からかうヴィータに怒鳴る。まぁ遊ぶ前から大騒ぎやったけど、あとは順調に楽しく遊べた。途中いろいろあったけど。例えば、ビーチボールでなのはちゃんと遊んどると、
「お、今度はシャマルがナンパされてんのね〜」
シャルちゃんが砂浜を見て「シャマルも美人だしねぇ」って笑う。うちの家族はホンマにモテるんやなぁ。鼻が高いやら寂しいやら。見ればシャマルはやんわり断ろうとしとる。そやけど、それが却って男の人たちの心をくすぐるようや。さらに距離を縮めて、強引に話を進めようとしとんのが判った。
「ねぇ、あれって放っておくのまずいんじゃない?」
「うん。さっきのようにルシル君、それともザフィーラさんに助けを呼ばないと」
アリサちゃんとすずかちゃんが焦りだした。そこにフェイトちゃんが「あ、シグナムとヴィータ」と漏らす。シャマル達のところへ不機嫌さMAXなシグナムとヴィータが近づいていく。
そしてシャルちゃんが「やっばい。アリサ、フェイト、来て」と言うて二人を引っ張って、シャマル達のところへ向かう。私とすずかちゃんとなのはちゃんも続いて、シャルちゃんに耳打ちされたアリサちゃんとフェイトちゃんの行動を見守る。
「そう言わずにさ、俺たちと遊ぼうって」
「あのー、さっきから言っていますけど連れが居ますので、他を当たってくれませんか」
そこにアリサちゃんとフェイトちゃんが登場。二人はシャマルの両手を握って、
「「お母さん」」
と一言。シャマルはきょとんとして、男の人たちは「チッ、子連れかよ」「子持ちか。よく見たらどこか老けてたよな」と言うて去ってった。シグナムとヴィータが合流。俯いたままのシャマルに声を掛けるんやけど、シャマルは無言のままや。
「いやぁ、シグナムとヴィータがキレたらさっきの男共がどんなひどい目に遭うか判らなかったからさ。よかったじゃん。どっちにも被害がなくて。なんて平和的解決」
シャルちゃんがそう言うと、シャマルが顔をバッと上げて、
「うわぁ〜ん、ひどぉ〜い。私が被害受けてるよフライハイトちゃ〜ん、グス(泣)。子連れに見られるほど老けてるって言われたぁぁ〜〜〜〜(大泣)」
砂浜にへたり込んで泣きだしてしもうた。事の原因でもあるシャルちゃんへ視線が集中。
「え〜私の所為? 暴力沙汰にならないように知恵を絞ったのに、どうして非難されなきゃなんないの〜?」
シャルちゃんもガックリ肩を
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