暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのにっ♪〜
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け。

「さて。シャル、アリサ。フェイトが次のお題を発表するぞ」

「古今東西、世界の祝日。えっと、国名と一緒に答えて。あとクリスマスやお正月・新年っていう世界共通のはダメ。もう一つ、日本の祝日も簡単過ぎてダメ。日本の祝日を答えたら即アウト。最後に。一度出た国はもう使えないから。じゃあ行きます。ミャンマー・ダザウンモン月の満月」

子フェイトちゃんが子ルシル君へとピン球を送る。子アリサちゃんとシャルちゃんは「はい?」っと首を傾げる。見学してる子供の私たちもそんな感じ。大人の私たちも頭の上に?マークが浮かんでるはず。その間にも子ルシル君が「ノルウェー・精霊降臨祭」って答えて、呆けてる子アリサちゃんに送球。

「え? あ、ちょ、アメリカ・リンカーン誕生日!」

子アリサちゃんは焦りながらも何とかクリア。シャルちゃんは「そう来たか」って悔しげに呟いて、

「ドイツ・マリア昇天祭・・・!」

と、子フェイトちゃんに返す。子フェイトちゃんは一切の迷いなしで、

「ハンガリー・聖イシュトバーンの日」

全然解らない祝日をスラスラと答える。そして子ルシル君に送球。

「イタリア・聖アンブロージョの日」

これまた聞いたことの無い祝日を答えて、子アリサちゃんへ送球。子アリサちゃんは「えっとえっと」ってオロオロして、

「カナダ・英霊記念日!」

でもきっちりと答えて送球。こういうことに詳しいらしい子ルシル君と子フェイトちゃんから、アウト、って宣告が無いからあるんだろうなぁ。そしてシャルちゃんは、

「何かズルしてない? ブラジル・カーニバル!」

子フェイトちゃんと子ルシル君に疑いをかける。でも「証拠もないのに変な言いがかりはよせ」って子ルシル君に睨まれる。子フェイトちゃんは苦笑。そして、

「メキシコ・聖母グアダルーベの日」

そう答えて、子ルシル君へ送球。

「コロンビア・聖ペドロの日」

なんか子フェイトちゃんと子ルシル君の解答が似てる。やっぱりさっきのヒソヒソ話でお題と答えを事前に決めていたんじゃ。だって、子フェイトちゃんがいきなりこんな難しいお題を出すはずないし、しかもスラスラと即答できるはずもない。
当時、子供の私はそう考えてた。でも大人になった今・・・よぉく判ってる。さすがにシャルちゃんと子アリサちゃんも気付いて、でも子ルシル君の睨みが効いてるのか何も言わない。

「あー・・・オーストラリア・女王誕生日!」

子アリサちゃん、何とかクリア。そして、シャルちゃんは・・・・

「・・・・知るかあああああっ!」

ピン球を思いっきり打って、子ルシル君の顔面目掛けて返した。でも子ルシル君はちょっと首を傾けるだけで回避。シャルちゃん、1アウト決定。子フェイトちゃんと子ルシル君が
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