暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのにっ♪〜
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させたところで子アリサちゃんに奇襲。見事奇襲は成功。子アリサちゃんに1アウト取らせた。

「ふ、フンッ。ネタが判ればもう油断なんてしないんだからっ! 次のお題! 体の部位の入った慣用句でいくわよっ! あたしが負けるなんて有り得ないわ。このお題で、シャルかフェイトを負かすッ! さぁ覚悟なさい! 血も涙もない!」

子アリサちゃんは、まさに今の自分を明確に表してる慣用句を言って、ピン球をシャルちゃんへと打った。ゲームを私と同じように見学してる子すずかちゃんが「血も涙もないって、今のアリサちゃんの事だね」って苦笑。私と同じ事を思っていた。そうだよね、あれはちょっとひどいよね・・・。シャルちゃんは、

「最悪だっ。白い目で見るっ」

って、子アリサちゃんに反撃。でもピン球は子ルシル君の元へ。あー、子アリサちゃんと子ルシル君に向けてのメッセージか。

「胸糞が悪い」

子ルシル君のバッドメッセージ。それは誰に宛てたものか、それとも単なる偶然か判らないけど、今言うようなモノじゃないよね? ピン球は子フェイトちゃんの元へ。子フェイトちゃんは、

「鼻をくじく」

って、これまた意味深な答えを言って、子アリサちゃんへ打ち返す。慣用句で会話っぽいのが出来てるよ。何か剣呑な雰囲気だけど。

「眼中にない」

おおっと。子アリサちゃんからまるで挑発めいた答えが飛び出す。

「血が騒ぐ」

その挑発を受けとったシャルちゃんが、目の笑ってない笑顔で子ルシル君に打つ。

「身の程を知らない」

さらにっ。子ルシル君の挑発めいた答え。

「胸騒ぎがする」

子フェイトちゃんは何やら不安がありそうだ。そう言う私と子すずかちゃんも同じような事を思ってますっ。ピン球はまた子アリサちゃんの下へ。

「歯牙にもかけない」

さらに挑発。今日の子アリサちゃんは随分とやる気だ。シャルちゃんと子ルシル君が鼻で笑うようなしぐさをした。

「舌が回る」

シャルちゃんが嘲り笑うように、子アリサちゃんのピン球を子ルシル君へ送る。子ルシル君は小さく溜息を吐いて、

「頭が痛い」

そう答えた。何かその気持ち解るよ子ルシル君。参加してない私でさえそう思うんだし。参加してる子フェイトちゃんと子ルシル君の苦労は計り知れない。子フェイトちゃんへと来るピン球。子フェイトちゃんは何も言わないで空振りした。
子フェイトちゃんが「もう出て来なかったよ」って恥ずかしそうに笑うと、卓球台を覆っていた不穏な空気が薄まってく。子ルシル君が子フェイトちゃんへ歩み寄って、何か褒めるように優しく頭を撫でた。
そして子フェイトちゃんの耳元に口を近づけて何かを言ってる。子フェイトちゃんは「え、でも、いいのかな?」って少し困惑気味。子ルシル君はただ微笑むだ
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