暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのにっ♪〜
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ロゴロ転がった。

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

涙目でひたすら頭を下げて謝るファリンさん。付き合って謝る子すずかちゃん。お腹を抱えて大笑いする子ルシル君とアルフさん。軽く呼吸困難に陥ってる。子フェイトちゃんはどうしようかとオロオロしていて、それはすごい騒ぎ。なんとか落ち着いて、

「とんだハプニングがあったけど、ゲーム再開ね」

リンゴみたいに赤くなってる右頬を擦りながら、シャルちゃんが再開を告げる。そしてメンバーに変化が。自責の念でファリンさんが退場、代わりに子ルシル君が卓球台に立つ。

「じゃあさっきと同じお題でいくわよ。古今東西、球技の種類。ビリヤードッ」

子アリサちゃんが子ルシル君へと打つ。子ルシル君は「ゴルフ」って、子フェイトちゃんにそっと打つ。子フェイトちゃんは「ドッジボール」と初めての卓球だからか、また子ルシル君に打ち返した。子ルシル君は気にすることなく、「ラクロスッ!」って、それはもうフルスイングでシャルちゃんへと打った。

「ふざけんなっ馬鹿ルシルッ! ボウリン、グッッ!」

シャルちゃんも負けじと全力返し。そこから始まっちゃったシャルちゃんと子ルシル君の目にも留まらない応酬。

「テニスッ!」

「バスケッ!」

「ゲートボールッ!」

「バドミントンッ!」

なかなか終わりそうにない二人だけの古今東西。だけど六周くらいの応酬を終えて、

「はい、ハンドボール」

二人のその応酬は突然終わった。子ルシル君がシャルちゃんから打ち返されたピン球の勢いを完全に殺して、暇そうにのんびり構えていた子アリサちゃんへと送った。

「なっ!? この・・・!」

子アリサちゃんがその突然さに焦るけど、ギリギリで打ち返した。そこにシャルちゃんと子ルシル君の「アリサ、アウト」という宣告。そう、子アリサちゃんは返球に気を取られて、お題に答えてない。子アリサちゃんが「ルシルぅぅーーーーッ!」って怒りに吼える。
記憶を観てるアリサちゃんも、ルシル君に向かって『それでも男なのっ!?』って怒ってる。ルシル君は『油断してる君が悪い』って取り合わない。で、記憶の方も大体同じやり取りをしてる。

「アリサの頭の良さは聞いている。だから搦め手で落とす」

子ルシル君は子アリサちゃんに向かって堂々と言った。子ルシル君の考え、それは理系文系共に成績優秀な子アリサちゃんをターゲットにして、3アウトにすること。
シャルちゃんと子フェイトちゃんは文系が苦手ってことは知ってる子ルシル君。運動能力は高いけど、その辺りを突けば勝てると踏んだ。
でも子アリサちゃんは二人のように一筋縄じゃいかない。だからシャルちゃんに仕掛けて二人だけの闘いを行った。で、子アリサちゃんの注意力を散漫に
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