暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのにっ♪〜
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でもそろそろ知ってる四字熟語が少なくなってきた。だから一番有名な「一石二鳥」って答えて返すことしか出来なかった。
子すずかちゃんは「一世一代♪」で返して、子ルシル君は「一刻千金」って答えてシャルちゃんに打つ。そしてシャルちゃんは「一家心中?」って答えて、私に打ってきた。耳を疑った。

「アウトッ!」

ルシル君のアウト宣告。シャルちゃんが「ええーーー」って不満そうに言うけど、さすがにそれは違うよ。そもそもどうしてソレをチョイスするのかなぁ?

「だって、一、付いてるし、ちゃんと漢字が四つじゃん」

「確かにそうだが、一家心中を四字熟語に括るのはやめろ。しかも俺たちはいま家族旅行に来てるんだよ。そこで、一家心中、はないだろう。なぁ」

ルシル君が本当に呆れ果てていた。結局、この後国語関係のお題が続出して、子ルシル君0、子すずかちゃん1、私2、シャルちゃん3ということで、

「第一回戦はシャルの負け。ザマァみろぉ♪」

子ルシル君が私たちの第一回戦を締めた。シャルちゃんは「うっさい」って子ルシル君にドロップキック。下着が見えただの何だのって騒ぎになって、子ルシル君はシャルちゃんにボコられた。二回戦は、子アリサちゃん、子フェイトちゃん、ファリンさん、そして敗者シャルちゃんとなった。

「ファリン頑張って(ドジで怪我しないように)♪」

「あ、はいっ。任せてくださいすずかちゃんっ(頑張って勝ちますね)♪」

そして始まる古今東西第二回戦。今回の古今東西卓球の自称ゲームマスター・シャルちゃんを差し置いての、

「そんじゃお題は簡単なモノからね。球技の種類でいきましょ♪」

子アリサちゃんからのお題提示。シャルちゃんは「まぁいいけど。手加減しないからねアリサ」って、子アリサちゃんに宣戦布告。子アリサちゃんは不敵に笑って「返り討ちにしてあげるわ」って、ビシッとラケットを突き出した。子フェイトちゃんは「球技球技」って、お題の答えを必死に思案中。フェリンさんはニコニコしながら、ゲームが始まるのを待ってる。

「じゃあ始めるわよ。古今東西、球技の種類。野球」

子アリサちゃんがファリンさんへとピン球を打つ。ファリンさんはいきなり自分のところに来るって思わなかったようで、

「わわっ? サ、サッカーッ!」

お題に答えながら、あろうことかラケットをフルスイングした。打ち返されたピン球はすごい勢いで子アリサちゃんの眉間を強襲し、ファリンさんの手からすっぽ抜けたラケットは、シャルちゃんの右頬をビンタするかの如く襲撃、パチーン!っていい音させた。

「「・・・痛っっっったあああああああっ!?」」

絶叫が卓球場にこだまする。子アリサちゃんは額を押さえてその場で蹲って、シャルちゃんは右頬に手を添えながら床をゴ
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