暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのにっ♪〜
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に真っ先に乗ったのは子アリサちゃん。子アリサちゃんはシャルちゃん同様シェークハンドのラケットを手に、ビシッとシャルちゃんに突き出した。運動神経の良い子すずかちゃんと子フェイトちゃんも、
「じゃあ私も参加しようかなぁ」
「みんながやるなら私も」
って、ラケットを手に取って行った。アルフさんは「あたしはそこんところはサッパリだから見学するよ」って不参加表明。参加するのはこれで奇数の7人。1人溢れることになる。残るは私と子ルシル君。子ルシル君は「じゃあ俺は審判でいいな」って言って不参加を表明。
先を越された! これじゃあ運動が苦手な私が参加することになっちゃう。何とかしてルシル君をその役割から引きづり降ろして、審判の座をどうにか奪い取ろうと考えていた時、
「あ、マスター命令でルシルは強制参加ね」
「・・・・は?」
シャルちゃんがニヤリって笑いながら、子ルシル君を硬直させるような事を言った。当然子ルシル君は「そんな下らない命令を下すな馬鹿マスター。そもそもいいのか? 男が混じって」って訊いた。外見が女の子っぽいルシル君でも実際は体力のある男の子だ。それに対してシャルちゃんは、
「運動神経の良い子が揃い踏みだから問題ないでしょ。ていうかルシル。アリサとすずかを甘く見てると火傷するよ?」
ルシル君を挑発するような事を言ってのけた。シャルちゃんはルシル君にハンデを与えるどころか普通にやっても負けるかもしれないって告げた。
「そういうことっ♪ ルシル、手加減なんかしたら負けるわよ♪」
子アリサちゃんも子ルシル君を挑発。さすがに子ルシル君も「上等だ。あとで後悔しても知らないからな」って不敵な笑みを浮かべた。やったよ神様っ。私は労することなく審判っていう見学者の席に座ることが・・・・
「あ、なのはももちろん参加ね。数は奇数になっちゃうけど、何とかしてみせるから気にしないで」
「何とかしないでいいし、気にしなくてもいいんだけどね・・・」
出来ませんでしたよ・・・トホホ(涙)。シャルちゃんは私にも言外に、出ないと許さない、ってプレッシャーを掛けてきた。誰にも聞こえないようにボソッと呟く。でも一人にだけ聞かれていた。
「なのは。うちのシャルが迷惑を掛けてすまないな」
ルシル君は小声で謝ってきて、私の頭をそっと撫でてくれた。私は「ううん。シャルちゃんは何も悪くないよ」って返した。シャルちゃんは常に友達を想って行動する。今回だって私を仲間外れにしたくないからだと思う。
でもねシャルちゃん。当時の私はお世辞にも運動神経が抜群に良いってわけじゃないんだよ?
今でこそ教導官とかやってるけど、ホント子供の頃の私は酷かった。卓球場の周りに立つメンバーの中では私が最下位だ、もちろん運動神経で。そこに子すず
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