暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第28話「新たな転校生」
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いいや、両手両足に切れ味抜群の刀!!」
「己が拳一つで戦うことこそが男のロマン!!!」
「あんた女でしょ!!」

白熱する議論に最早止まる様子が無い。
このままずっと議論が続くと思われたが――、


「あ〜、因みにですが3時間目までに終わらなかったら作業は4時間目までに伸び、打鉄も倉持技研に送りますので――」

「「「「「「死ぬ気で頑張ります!!!!!」」」」」」


早苗の発した言葉に一瞬で熱が収まり、クラス全員の意見が一致した。


「はい、よろしい。では最後に本日、1年1組に転校生が来ます」
「あ、確かフランスとドイツの二人ですよね」
「それも代表候補生で専用機持ち!」
「しかもドイツの子は軍部所属の隊長さん!」

「はい、予想通りの回答をありがとうございます。貴方たちが知ってたことに関しては触れませんが、取りあえず後で情報リーク者(フローラーさん)は職員室に来なさい」
「うえぃっ!?」

何故ばれたといった表情を浮かべるシャノン。
このクラス…いや、この学園で学校のサーバーに勝手にアクセスしてバレないように情報を仕入れられるのは彼女くらいしかいないだろうに…。

「え〜、先ほど三人が言いました通り、1年1組に転校生が2名来ます。一年寮の部屋割を担当している山田先生は涙目です」
「この間1年2組に転校してきたニャン娘の部屋割調整がようやく終わったってのに」
「…山田女史も大変だな」
「先生は手伝わないんですか?」
「フフ、これ以上面倒事を引き受けたくないからお断りします」

「「「「「「「(さらっと毒を吐いたよこの担任(ヒト))」」」」」」」

「あ、それと転校生の一人は男装してます。恐らくスパイとして送られたんでしょうね」

「「「「あっさりとバラした!!!???」」」」

「というか、皆さんもシャノンさんからの情報でわかっていたでしょう」

「まぁ、そうですけど…」
「あの程度で変装とか…ね〜?」
「正直、文化祭での男装喫茶でブッチギリ1位を取った私たちからしたら舐めてるとしか思えません」
「それに、ここに見た目男装麗人がいるしね〜」
「テヘッ♪」

「「「「「「ウザっ」」」」」」

「えっと、男装してるってわかってるならどうしてほっとくんですか?」

クラスメイトの一人が早苗にそう質問するものの

「私の管轄外なのでしりません(ニコッ」

この一言で済まされてしまった。

「「「「「「ひでぇ(酷い)……」」」」」」



「ああ、そうそう。解っているというか、最早言っても無駄なような気がしますが、皆さん罠とか仕掛けないでくださいね。初心者には貴方たちの悪戯は刺激が強すぎます」

「「「「「「「いや〜、それは手遅れッス(
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