第3話 なんだってこんなことに…
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俺は今1人で馬車に乗っている。
いつも馬車のなかでうめき苦しむナツやそれに突っ込む
ハッピーも今日はいない。
どぉやらナツはこないだ拾ってきた娘と仕事に行くようだ…
俺も誘われたんだが…面白くなさそうだったから断った
やれやれ…久しぶりのS級の仕事だってのに…
なんなんだ?この馬鹿でかい卵は…たしかナツが昔拾ってきた
卵もこんなだったような…まぁいい
今リオの膝の上には、オレンジ色をした卵がある
ったく…こんなんもって仕事なんかできっかよ…
いっそ食うか?…いや…やめとこう。
リオはちっと舌打ちをする
リオはとある仕事に行くために山へ出向いていた
村を荒らす化け物を退治して欲しいってことらしい。
そして今はその村に行く道中。
もちろん山の奥の村なので列車も通ってない。
だからリオは馬車で村へ向かっていた。
しかし山奥の村へ行くのにもちろん馬車で通れない
道もある。
途中までは歩いていたのだがその時木の下にこの卵が
転がっていたのだった…。
そして拾って馬車のある村まで行き今に至る。
ん?…あれは
「おい!そこの馬車止まりなぁ!!」
どぉやら山賊のようだ。
「なんだ?」
「おうおう兄ちゃん、実はよう俺ら食いもんに困ってんだわ」
「んで?なんだってんだ?」
「あー?まだわかんない?まぁ早い話…食いもんと金品ここに置いてどっかに
消えればいい話よ?」
「なるほど…お断りだ」
「ほっほう…てめぇいい度胸してんな!てめぇら!やっちまいな!」
「「「「「「へい!!!」」」」」」
やれやれ…とりあえず…面白そうだ!
「いいぜ!相手してやるよ!」
「水竜の…咆哮!」
「ぎゃーーー!!!!」「ぐぼーっ!溺れる…!」
「ふぅ…ざっとこんなもんか…思ったほど面白くもなかったな」
そしてリオはまた村へと馬車を進める。
数日後
「いやー!ようこそいらっしゃいました!わしゃがこの村の村長
マールでございます!」
「あぁ…よろしく頼む」
「いえいえ、お疲れでしょう!宿をとってありますのでこちらへ!」
「あぁ、頼む」
「ささ!宿はこちらにございます!」
宿に案内されついたのは以下にも…幽霊が出そうな古宿だった…
リオの顔も引きつる…
「すみませんな、最近は化け物の影響か人が減りこの宿もわしゃが管理しており
ましてな。」
よく見ると宿のあちこちに爪らしきあとが残っているのが見える
「幽霊などは出ないんだろうな?」
「いえいえ!出ませんよ?なぜ?」
「いや…なんでもない」
実はリオ、幽霊
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