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星の輝き
第26局
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をする気だい?」

「まさか、お前程度が、囲碁部に挑戦しようってでも言うのかよ!」
「塔矢ごときに勝ったからって調子に乗るなよ!」

 湧き上がる部員達の声に、岸本は立ち上がる。

「やめないか。部活中だぞ」
「部長!そんな奴倒してくださいよ!」
「そうそう、お前なんかいちころだって!」


 岸本の制止にも、ヒカルを非難する声は止まらなかった。

−これはどうしたものか…。オレが打つしかないのか?しかし、俺が勝つのは無理だ…。そうなるといよいよ収まりがつかなくなるんじゃないのか…。

 岸本はどう動くべきか分からなかった。






「ひとつ聞いていいか?」

 そんな喧騒の中、ヒカルは室内を見回すように声をかけた。


「この前のオレと塔矢の対局、お前らは検討しなかったのか?」


 大勢の部員を前に堂々としたヒカルの発言に、部員達の反発は強まる。

「何だ、1年がえらそうに!」
「検討したさ。それで大したこと無かったから言ってるんだろうが!」

 それを聞いたヒカルは、両手を挙げ、室内の注目を集めた。

「分かった。なら、オレや塔矢への悪口は、後でいくらでも聞いてやる。まず、みんながしたって言う検討を聞かせてくれ。ここは囲碁部だろう?先生、大盤を借りてもいいですか?」

 ヒカルの落ち着き払った物言いに、室内は一瞬静まった。その様子に、(ユン)は感心しながらも答えた。この場は彼に任せてみるのも面白いかもしれない。

「ああ、いいだろう。打った本人の解説だ。みんなも、忌憚無く意見を出すといい」


 外から覗いていたあかりも、ヒカルの様子には驚いていた。佐為はまだメラメラとしているものの、ヒカルはかなり落ち着いているように見えた。てっきり怒鳴りあいや殴り合いになるんじゃないかと心配していたあかりは、予想外の展開に眼を丸くしていた。

−…なんか、ヒカルちょっとかっこいいかも…。


 そんなあかりの思いをよそに、ヒカルによる大盤解説は始まっていた。


「まずそうだな、初手から並べていくから、疑問手があったら質問を」

 ヒカルはそう言いながら、初手からゆっくりと並べていく。最初に発言があったのは、ヒカルの白の下辺への打ち込みに対する、アキラの黒の応手だった。


「その黒の手、かなりぬるいんじゃね?」
「そうそう、そこで厳しく追求してれば、あんな激しい戦いにならずに、黒楽できただろ」

「なるほど、この手か。オレから見れば、まさにいい手なんだけどな。なら、黒はどう打つのが良かったんだ?」

「黒の勢力圏なんだ。右からでも左からでもツケて行けばいいさ!」

「なるほど、ツケね。ほかの意見は?部長さんはどう?」

 ヒカ
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