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魔法科高校の有能な劣等生
生まれ持った才能
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「ま、不味い、、、、、、」
無月の手に持っていた箸は手から滑り落ち、自身もその場にノックアウト

「そんなに不味いか?」
歳月はパク、と箸で掴んだ野菜を口に含む。
そして、うん、美味い!
そんな言葉が返ってくる。

「む、無月さん、
野菜が嫌いなんですか?」

一条も無月が不味いと言った言葉が気になったのか聞いてくる。
どうやら一条、的にはここの食堂の野菜は美味しいかったようだ、
だが、今の無月には理解不能

食堂と言う言葉で気付いただろうが、俺達3人は食堂に来ていた。
3人とも弁当を持って来ず食堂で食べる。
という事で一緒に食べる事になったのだが、

「野菜が嫌いなんじゃない!
ピーマンと人参、それとキノコ類がダメなだけだ!」

無月は急にその場から立ち上がり言い始める。

「理解出来ない、何故だ!
何故なんだ。!?
何故、皆、そんな不味い物を旨そうに食えるんだ?
おかしいだろ、本当は皆、我慢して食べてるじゃないの?
いや、そうだ。そうに違いない!」

「む、無月さん、、、、」
「?」

無月は我に帰り周りを見渡す、
そして周りからは痛い視線と軽蔑の眼差しがそこにはあった。

無月は何事も無かったかのようにその場に座り食べかけの食事に手を付ける。

「無月、お前、
野菜の事になるとキャラが変わるな(笑)」

「しかたないだろ野菜が嫌いなんだから、」

生まれてこの方
何故かは解らないがどうしても野菜が食べられない。
食べようとするならば体から変な汗が吹き出し食べるを邪魔する。
よく野菜を食べすに生きていられますねー

そんな言葉もよく言われた物だ、あまりにも言われすぎて
野菜位、食える!
そんな意地を見せつけ野菜を食べるのもしばしば
まあ要するに野菜が食べられない、それが無月の体質の1つ

「そう言えば一条さんの、
一条ってあの一条?」

歳月は気になっていた事を聞く。
朝、聞こうとしていた素振りはあったが授業のヨレイがなり断念
今のフリーの時間なら聞いても問題ないと判断しての事だろう。

「はい、そうです。」

意外にも即答
無月はもう少し時間を掛けて言うと思った、それは
彼女がナンバーズであるから、

名前に数字が入る人物は大抵、優れた魔法の素質を持った家系の者なのだ。
それなのに彼女は真実の言葉を歳月に言う。

「私には魔法の才能は有りません。
いえ、無いと言えば嘘になります、普通の人より少しほんの少し才能が有っただけです。
一条の名を持つ家系なのにおかしいですよね。」

一条は無理に笑い、悲しさを和まそうとする。
解っていた、一条に魔法の才能が無い事は
それはウィードと、いう時点で解る。
才能、それ
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