大空の支配者
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は時間稼ぎをしてもらって、アリエスには動きを封じてもらったんだ。お前を、倒す為に」
必死にもがくマミーにルーは歩み寄る。
「ごめんね、動けない相手に攻撃するってヒドイ事だけど・・・ティアの為なんだ。許してね」
その両手に、風が集まる。
淡い緑の光に包まれた風はルーの支配下に置かれている。
ルーの目が冷たく、それでいて優しげに煌めいた。
「悠久なる空よ、我は汝が生み出した風を支配する者―――――風よ、舞え・・・天高く!」
カッ!と。
ルーが目を開いた。
その手に緑の魔法陣が展開する!
「大空風柱!」
「がああああああああああああっ!」
床を突き破るような勢いで、風の柱が巻き起こる。
動きを封じられているマミーは防御も出来ずにそれを喰らい、風の力強さにウールボムが巻き込まれ、それにつられるように天井近くへと吹き飛ばされる。
「がっ・・・うあっ・・・」
小さく呻き声を零し、マミーが床へと落下する。
その体は傷だらけであり、既に意識を手放していた。
「・・・勝ったよ、ルーシィ」
振り返り、優しく微笑む。
その笑みを見たルーシィはアリエスの鍵をホルダーへと戻し、大きく頷いた。
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