暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0614話
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の想いが嘘だと、偽物だと、勘違いだとは絶対に言わせない!」

 その言葉と共に、闘気すら感じさせる鋭い視線をレモンへと投げかけるスレイ。
 対するレモンもまた、それを正面から受け止める。
 そのまま無言の時が1分程続き……不意にレモンが溜息を吐く。

「ふぅ、貴方も馬鹿ね。……アクセルなんかを好きになったら、これから間違い無く苦労するわよ?」
「知っているさ。だがそれでも私の相手はアクセル以外に存在しない」
「……私はスレイが私達の側に来る事を認めるわ。コーネリア?」
「いいだろう。スレイの心意気は十分に理解した。私達の側に来る事に異論は無い」

 レモンの問いかけに、コーネリアが優雅に紅茶の入ったカップを口に運びながら頷く。

「マリュー?」
「私も問題無いわ。こうして話を聞いている限りだと、スレイが抱いているのは間違い無く一過性の憧れとかじゃないと思うし。……スレイ、こちら側にようこそ」

 マリューは柔和な笑みを浮かべつつスレイに声を掛ける。
 こうして俺の恋人達3人が頷き、それぞれがスレイを認める発言をし……そして最後にレモンの視線が俺へと向けられた。

「アクセル、スレイを抱いたのならもちろん貴男もスレイを私達の中に迎え入れるのは問題無いわよね?」
「ああ、当然だろう」
「そう。……なら、時の指輪を」
「……本気か? 幾ら何でも唐突すぎるぞ」

 時の指輪。それを身につけた者を時の外へと置く事により不老をもたらすマジックアイテム。ただし、その時の指輪を起動させる為には莫大な魔力が……少なくても普通の魔法使いにはどうにも出来ない程の量の魔力が必要であり、実質的には俺くらいしか起動出来ない代物だ。そして、混沌精霊となった俺と共に生きる為にレモン達3人が身につけている物。

「おかしくはないでしょう? アクセルもスレイを受け入れるつもりだったんだから」
「いや、それはそうだが……」

 いきなりの展開に思わず言い淀む俺を他所に、レモンの視線はスレイへと向けられる。

「どう? 貴方もシャドウミラーに所属している以上は時の指輪の持つ意味を知っているでしょう? その効力もまた同様に。……人の時の流れから外れて、そこまでしてでも私達やアクセルと共に在る事を望む?」

 そんなレモンの試すような問いかけに、スレイは一瞬の躊躇もせず頷く。

「勿論だ。私は永劫の時をアクセルと……そしてレモン達と共に在ろう」
「……ふふっ、やっぱり貴方を私達の側に引き込んで良かったわね。愛する人の為なら躊躇無く行動出来て、決断できるその姿勢は好ましいわ。……アクセル、あまり女に恥を掻かせるものじゃないわよ?」

 スレイの言葉を聞き、俺もまた決断する。
 空間倉庫から時の指輪を取り出し、左手を差し出してく
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