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転生とらぶる
コードギアスR2
0614話
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されれば、普通は怒るだろう!?」

 思わずといった様子で言い募るスレイ。だが、レモンは……否、レモン達3人はそんなスレイに対して笑みを浮かべながら首を振る。

「そもそも、私達みたいに恋人が3人いる時点でアクセルが1人に縛られるなんて真似が出来ないのは分かっているでしょう?」
「それにあやか達4人も受け入れると宣言しているしな」
「ふふっ、そうね。でもあの4人を受け入れるのはまだ暫く先になるでしょうから、暫くは私達がアクセルの相手をする必要があるでしょう」

 3人の言葉を聞き、スレイは再び呆けた様子を見せる。
 恐らくレモン達から糾弾されるのを覚悟の上だったのだろう。だがレモン達はそんなに懐が狭くはなく、あっさりとスレイを受け入れた為に混乱しているといったところか。
 そして、レモンの口から更なる爆弾が投下される。

「大体、私達はスレイがアクセルのことが好きだったと気が付いていたのよ? それにスレイもアクセルの好みだというのは分かりきっていたし、いつかスレイ自身が私達と同じ側に来るのは既定事項だったのよ」
「……何? その、私がアクセルを好きだったと気が付いていたというのか?」
「ええ。というか、恐らくシャドウミラーに所属している人の大半は気が付いていたと思うわよ? 他人の好意に鈍感な張本人を除いて、ね」

 そう言いつつ、レモンの流し目が俺へと向けられる。
 いや、実際スレイが俺に好意を持っているというのは気が付いていた。だが、それは友人や同僚、あるいは上司……そして自分よりも優れたパイロットに向けられる好意だとばかり思っていたのだ。

「だから、むしろ却ってスレイの告白が遅いと思っていたのよ。それに……シャドウの性能評価としてアクセルと一緒に送り出されるのが、何故スレイだったと思うの?」
「それは……私以外の者達は専用機を持っているからだろう? シャドウミラー幹部陣の中で、私だけエルアインスに乗っていたから」

 スレイの言葉に、俺もまた同様だとその隣で頷く。
 実際問題、スレイ以外のメンバーが乗っている機体はそれぞれが専用機であり、さらにはそれぞれの機体も技術班総出でオーバーホールをしつつ、更には改造を施してパワーアップしている。そうなると当然機体のパイロットとして調整に付き合う必要もある訳で、そういう意味ではスレイの言っていることは間違ってはいない。しかし、シャドウミラーには他の勢力とは全く違う技術が幾つかある。その1つが……

「ふふっ、けど私達には魔法球があるのよ? それこそ1時間もあればパイロットとの調整は十分よ」

 そう、魔法球だった。何しろ外の1時間が中では2日。しかも魔法球に籠もっている限り加齢もないというおまけつき。まさにシャドウミラーの最重要施設と言ってもいいだろう。……施
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