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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜親友再会編〜
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ているんだって判るほどの声色と表情を見せてきた。だけど、あまりに突然の事態だから思考が追い付かない。
「この変質者がぁぁぁーーーっ!」
アリサは動けないルシルの首を絞めた。ここで私は再起動。私の裏拳を下あごに受けて軽い脳震頭を起こしたルシル。そこにアリサの鍋による後頭部殴打。脳震頭はさらに重度のモノになった可能性が。だからそんなルシルが今のアリサに抵抗できるわけもなく、されるがままに首を絞められている。うん、状況確認。
アリサを止めないと死人が出る。しかもルシルが。そして、なのはの事を責められないなぁと思った。アリサとすずかにルシルの事を教えるのすっかり忘れてたからだ。どうして一番肝心な事を連絡しないのかなぁ、私は・・・?
「あたしの親友になんてことしてんのよぉーーーっ!」
アリサがルシルの首を絞めたまま吼える。まずい。ルシルの顔色が土色になってきた。
「ア、アリサ! 誤解! 誤解だからっ!」
†††Sideフェイト⇒アリサ†††
まったく。今日は親友たちが久しぶりに帰郷するっていうのに、休日出勤だなんて堪ったもんじゃないわ。一応、明日の日曜日はみんなでショッピングでもして遊ぼうって約束はしていた。でも今日の休日出勤が無ければ、こうして不貞腐れている今でもきっと遊んでいられたはずだ。
「もう夕方だからなのはちゃん達もきっと戻ってきてるよね・・・?」
助手席に座るすずかが残念そうにぼやいた。すずかも休日出勤。エンジニアとして働くすずかは、昔語っていた機械工学の仕事に就いてる。サクッと仕事をカタして、家に帰ろうかというところで見かけたから送っていくことになった。
「なのは達は10時くらいに到着ってメール来てたから、今頃それぞれの家に居る――って、フェイト?」
「フェイトちゃん?」
車を走らせていると、反対側の歩道を歩く見憶えのある金髪を発見。まぁあたしも金髪だけど、フェイトのはすごく長いから良く判る。判るんだけど、フェイトは一人じゃなかった。隣に背の高い銀髪の男が居た。
見た限り背の高い女性とも見て取れるけど、体格は男で間違いないから、確実に男だ。だから正直迷った。もしかして人違いなんじゃないかって。でもこのあたしが親友を見間違うはずもない。
「今のフェイトちゃん、だよね・・・?」
「あの隣の男は何なんのよ・・・?」
あたし達はフェイトと銀髪男を追うことにした。ここでなのは達、もしくはフェイトに直接連絡を入れておけばよかったと後で後悔することになるんだけど、この時のあたし達は本当に動揺しててそこまで気が回らなかった。
そもそもなのは達が銀髪男の事に関して何も言ってないのが悪いっ!
二人はあろうことかハラオウン家のマンションに入っていった。
「アリサちゃん。あの
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