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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜親友再会編〜
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ャルちゃんは私らの親友やったんや。もちろんルシル君もな』

はやても小さく嗚咽を漏らしながら、二人に告げる。

『詳しい話は明日にするよ。でもね、これだけは言っておきたいんだ。シャルちゃんは、私たちの友達。何物にも代えられない・・・大親友、なんだよ・・・』

なのはが何度も手の甲で涙を拭いながら、万感の想いを込めて告げた。黙るしかなくなったすずとかアリサ。幼馴染三人にこうまで言われたら嘘だとは思えなくなったんだろう。
最後に私へと視線を向けて「あたし達は、本当にルシルやシャルって子と友達だったの?」アリサが沈痛な面持ちで訊いてきた。私はただ首肯する。ショックを受けたように目を見開いて、私から目を逸らすアリサ。次にすずかが、

「だったら、だったらどうして? どうして私とアリサちゃんはそんな大切な事を憶えてないの?」

若干涙目になりながら訊いてきた。これもまた長くなる話。今、ここで詳細に話す時間はない。だから今は、「世界がそうなるように仕組んだからだ」そう言うしかなかった。

†††Sideルシル⇒フェイト†††

詳しい話は後日ということになって、すずかとアリサは渋々帰宅した。なのはとはやてはルシルにもう一度「こんな事になってごめんなさい」って謝って、ルシルは「シャルの事を思えば、こうなった方がよかったのかもな」って小さく微笑んだ。そして夕食を私とルシルとアルフ、エイミィとカレルとリエラで頂いて、私とエイミィで夕飯の片づけをしている時、

「ねぇフェイトちゃん。私ね、ずっと引っかかってたんだ」

エイミィが話し始める。

「クロノ君やお義母さんがさ、ジュエルシード事件や闇の書事件とかのデータを私に見せないようにしてた事があったんだ。結構さりげなくで自然なんだけど、何処か不自然さもあって、でも気になるほどじゃないから何とも思わなかった。
でも、今日のフェイトちゃん達のやり取りを見て、判ったんだ。ルシル君とシャルちゃん。二人の事を憶えていない私が、二人が解決に協力してくれた事件の資料を見て不審に思うんじゃないかって、クロノ君たちはそう思ったんだろうね。だから二人が関係している資料を私から遠ざけた・・・」

エイミィは「教えてくれたらよかったのに」って寂しげに苦笑した。私は「ごめん」としか言えなかった。するとエイミィは、

「フェイトちゃん。教えて。どうして私もルシル君とシャルちゃんの事を憶えてないのか。フェイトちゃんが教えること出来る範囲でいいから」

皿洗いを中断して、私を真っ直ぐ見てきた。私も皿拭きを中断して、真っ直ぐ見詰め返す。

『ルシル、エイミィに話すけどいいよね・・・?』

マンションの屋上でアルフと格闘戦の模擬戦をしてるルシルに念話で訊く。返ってきたのは、『ああ。私も参加するから、少
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