暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜親友再会編〜
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は、アルフとエイミィ、そしてクロノとエイミィの子供であるカレルとリエラの待つハラオウン家に向かうことになってる。

「それじゃ明日、すずかちゃんとアリサちゃんを交えてショッピングってことで」

「了解や。待ち合わせはここ翠屋やな」

「約束の時間は、朝の9時でよかったよね」

翠屋の前でなのは達と分かれて、ルシルと二人並んでハラオウン家に向かっていると、

「痛たた・・・。まさかはやての一撃で落ちるとはなぁ・・・」

ルシルがはやてに殴られたお腹を擦る。あのルシルをたった一発で気絶させるなんて、はやても随分と強くなったなぁ。しかも結構な時間が経っているのに、ルシルはまだ痛そうにしてる。

「しかもすごい恥ずかしい事をベラベラと・・・・」

ルシルが私を視界に入れないようにそっぽを向いた。だから私まで恥ずかしくなってきた。ヴィータが変な事を言うからだ。

――仮にお前とテスタロッサの間に仮にだが娘が出来て、その娘が成長して彼氏が出来たら?――

思い出すとまた顔が熱くなってきた。私はルシルが大切だ。ルシルと対人契約した際に会った、ルシルのお姉さんであるゼフィランサスさんにも、その・・ね、あの、だから、うん、そう、義姉さん、みたいなことを言っちゃって。それはつまりは、ルシルとけ、けけけけ欠陥! じゃなくて欠点! でもなくて欠損!・・・違う違う、その、結こ・・・

「おっと」

「え・・・っ?」

って、いきなり腕を掴まれてルシルの胸に引き寄せられた。さっきまでの思考が一瞬で吹っ飛んだ。ほとんどフリーズした頭でどうしてこんな事になってるのかとルシルを見上げる。

「ほら、前をしっかり見てないとぶつかるだろ?」

ボケーとしたままルシルの視線の先へ首を動かしてみると、私の進行方向には電柱があった。ルシルは私が気付かずに突っ込もうとしていたのを助けてくれたみたい。とりあえず「ありがとう」ってお礼を言って、ルシルから離れる。ルシルは「行こうか」とだけ言って歩きだす。私も遅れないように続く。

「随分と深く考えごとをしていたようだけど、何か悩みとかあるのか?」

い、言えない。恥ずかしすぎるから、何か、何か別の話題を・・・。ふと、“海鳴臨海公園”と書かれた案内板が目に留まる。

「な、何でもないよっ。あ、そうだルシル。臨海公園だって。行ってみない?」

く、苦しい・・・。自分でもあからさまに不自然だと思う話逸らしだ。ルシルだってそう思っているはずなのに、「ならいいんだ」って深く追求してこなかった。そして私の苦し紛れに言った、海鳴臨海公園へ行こうっていうことも受け入れてくれた。海鳴臨海公園の中を並んで歩いて、私とルシルは思い出に浸る。

「ルシル。ここ、憶えてる?」

私たちが今居るのは小高
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