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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第350話】
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う――。
挨拶が終わると同時に鳴り響く拍手――まあ無下にするような奴はクラスに居ないだろう――篠ノ之も拍手してるし。
ふと篠ノ之と目が合うとおもいっきり逸らされてしまった。
……相変わらず俺、嫌われてるなぁ。
まあ嫌われてるのを無理して好かれようとは思わないものの、やはりクラス代表としては気にかけないといけないわけで変わらずに声はかけるが。
……うーん、逆に構うから離れるのか……まあ根っこで俺が篠ノ之がイメージする他の男子と同じだという以上は評価は最安値更新し続けるだろう。
……出会った当初もまあ愛想はいい方では無かったのだが……と、ここで山田先生が――。
「じゃあ有坂さん、空いた席に座って――」
「え? ……先生、出来ればヒルトの隣がいいんですけど?」
「えぇっ!? そ、それは困りましたねぇ……有坂くんの隣はもう居ますし……」
まさかの美春の我が儘炸裂――いや、あいつとしては俺の近くが安心、または近くなら守れると思っての結果かもしれないが。
流石に教室内が少しざわつく――が。
「……じゃあ可能な限り近い席で」
「そ、そうですねぇ。 じゃあ彼処なんてどうでしょう?」
そう言って指差す先の席は、俺から席三つ程後ろに離れた場所だった。
「わかりました、じゃあとりあえず彼処で――我が儘言いましたが、改めて皆さんよろしくお願いします」
再度頭を下げる美春、我が儘だと認識しての謝罪を込めた挨拶だろう。
また再度拍手が鳴り響くと、山田先生が――。
「あ、後これも連絡です。 有坂くんの希望で有坂くんの専用機、村雲・弐式は有坂美春さんの専用機登録に変更になりましたので皆さん覚えておいてくださいね」
事情を知っている面々は驚く様子は無いものの、知らないクラスメイトのざわつきが最高潮に――。
「え? 有坂くん専用機譲ったの? ……どうせなら私に譲って欲しかったなぁ」
「実は譲ったんじゃなくて、政府の圧力で義理の妹に渡ったんじゃないの? この時期の転入生なら適性、試験、実施試験全部高レベルだと思うし、そんな子が専用機無いのもおかしいから日本政府が有坂の機体を――」
――なんという憶測、だが実際ありそうで怖い内容だなと思う。
「さて皆さん、話は後にして一限目はISの授業なので遅れないでグラウンドに来てくださいねー」
そう言うや、慌ただしく教室から出る山田先生――多分準備をしてる織斑先生の手伝いだろう。
その山田先生の言葉に、とりあえず憶測で色々推測するのを止めた女子一同は着替えを取り始めた。
と、いつまでも中に居ると女子が着替えられないので慌てて鞄を手に持ち
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