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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜喫茶翠屋の喜劇編〜
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ない二人ですが、もうしばらくお付き合いください。ヴィヴィオが自分を指差して、いきなり自分が話に出てきた事に困惑する。私はヴィヴィオに「気にしないでいいからね」と言っておいた。
「ルシル・・・?」
フェイトちゃんが俯いたままブツブツ言ってるルシル君を心配そうに覗きこむ。私も聞き耳を立てて、ルシル君の呟きを耳に入れる。聞こえてきたのは、「シエルが結婚? ヴィヴィオに彼氏?」といった呪詛のような暗い呟き。そして、
「ふざけるなぁぁぁぁぁッ!」
この日一番の絶叫を聞きました。ビクッとしたヴィヴィオとリインとアギトが可哀想。
「シエルが結婚だとっ? おいおいおい、私が許すとでも思っているのかぁ? それにヴィヴィオが彼氏を連れてくる? おーっとっと、それは許せんっ! どこのどいつだ? 可愛い妹と娘をたぶらかすクソ野郎はっ!?」
あのルシル君が残念なことに壊れてしまいました。急に立ち上がってそう叫び、お父さんとお兄ちゃんに向き直って、
「今なら解りますっ! お二人の気持ちがっ! 大事な妹を、大切な娘を嫁にやるぅ? 冗談じゃないっ! どこの馬の骨ともしれない野郎に任せられるかって話です!」
「「おお、同志よ!」」
ガシッと握手を交わした。お父さんとお兄ちゃんの言葉によって壊れてしまったルシル君に、私たちは呆然とするしかなく・・・。お母さんがボソッと「もう。男ってみんなそうなのかしらね」と溜息を吐いた。そこにヴィータちゃんが勇気ある参戦。
「じゃあさ、セインテスト。お前にとって娘同然のキャロはどうなんだよ?」
「フッ。キャロについては何も心配していない。何せすでに息子同然のエリオという相手が居るんだからなッ! あの二人ならいつまでも応援して、いつでも祝福しようじゃないか!」
エリオとキャロが聞いたら卒倒するかもしれないなぁ、恥ずかしさで。
「そんじゃあさ。仮にお前とテスタロッサの間に仮にだが娘が出来て、その娘が成長して彼氏が出来たら?」
フェイトちゃんの顔が今までにないくらいに真っ赤になって、「バカ、もう知らない」ってテーブルに突っ伏した。どうしよう。今のフェイトちゃん、すっごく可愛い、ていうか可愛過ぎだよ。そして話に出てきたもう一人のルシル君は、
「そんなの認めるかああああああッ! 娘が欲しかったらこの私を倒して、どれだけ娘を大切に想っているか見せてみろぉぉぉーーーーーッ!」
「なぁセインテスト。今のお前、マジでヤバいぞ」
「はやてちゃーん、ルシルさんが怖いですぅ(泣)」
「ルシルさん、どうしちゃったのかなぁ? 何かおかしなものでも食べたのかなぁ(泣)」
リインとアギトがはやてちゃんにしがみ付いて、暴走したルシル君に涙目で引いてる。シェフィリスさん、ガブリエラさ
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